
ドナルド・トランプ氏の米国大統領就任以降、暗号資産コミュニティにとっては厳しい局面も続いている。第47代大統領が輸入関税を発表した際、Bitcoin(BTC)の価格は17%以上も急落した。
CoinTelegraph(コインテレグラフ)とのインタビューで、Nansen(ナンセン)のアナリストは「関税に対する懸念が解消されるまで、リスク資産は方向感を持てない」と述べている。この状況は、市場のボラティリティ(価格変動)を利用し、今こそ買うべき暗号資産を探している投資家にとっては好機となっている。
以下に、今後の市場で注目を集める可能性がある「今買うべき暗号資産」を紹介する。
Meme Index
The Economic Times(エコノミック・タイムズ)など複数のメディアは、Meme Indexを今買うべき暗号資産の有力候補として挙げている。その理由は、ミームコイン投資家にとって高い柔軟性を提供するからだ。ミームトークンへの投資では、分散投資が成功の鍵となるが、Meme Indexはこれを可能にする。
Sometimes…
You gotta do what you gotta do. $MEMEX🔥📈https://t.co/7P9aYCaBEn pic.twitter.com/mEHEoMaWkm
— Meme Index (@memecoin_index) March 23, 2025
また、Meme Indexは従来の中央集権的なミームコイン・インデックスとは異なり、感情的な市場指標を排除している点も特徴だ。これにより、インデックスからどのトークンを外すかをより合理的に判断している。
Meme Indexは、4つのインデックスを提供している。「Meme Titan Index」は主要なミームコインに投資できる仕組み、「Meme Moonshot Index」は将来的に急騰が見込まれるトークンで構成され、「Meme Midcap Index」はボラティリティの高い資産、「Meme Frenzy Index」はよりリスク志向の強い投資家向けの内容となっている。
さらに、初期参入者向けにステーキング報酬も用意されており、早期に利益を得られるチャンスもある。
著名YouTuberであるCrypto Benも「Pepeホルダーにとって注目すべきミームコイン」としてMeme Indexを紹介している。プレセール終了まで残り10日を切っているため、早めの決断が求められるだろう。
BTC Bull
世界的な関税問題が高まる中、Bitcoinの次なるブル相場(上昇相場)への期待は依然として根強い。BTC Bullは、そうした期待感を体現したミームコインである。
このプロジェクトは、Bitcoinが多くの機関投資家、例えばCathie Wood(キャシー・ウッド)氏が期待する100万ドル(約1億5,000万円)に到達するまでの盛り上がりを後押しし、ミーム投資家にも利益をもたらすことを目的としている。

BTC Bullは、Bitcoinの成長に連動する仕組みを採用しており、2つのメカニズムが用意されている。具体的には、Bitcoinが100,000ドル(約1,500万円)を突破後、25,000ドル(約375万円)ごとに「エアドロップ」と「トークンバーン(焼却)」が発動する。
BTC価格が125,000ドル(約1,875万円)、175,000ドル(約2,625万円)、225,000ドル(約3,375万円)に達した際にトークンバーンが行われ、150,000ドル(約2,250万円)と200,000ドル(約3,000万円)ではエアドロップが実施される。
このようなユニークな仕組みが、投資家の関心を集めている要因だ。
Solana
Solanaは、13万ドル(約1,950万円)のレジスタンスラインをついに突破した。背景には、機関投資家による好材料がある。最近、FidelityがDelaware(デラウェア州)でSolana ETFを申請し、Volatilityなど他の企業もSolana先物ETFに参入し始めている。この動きは、Solanaへの資金流入を加速させ、1,000ドル(約15万円)突破の可能性を高めている。
現在、Solanaの時価総額は66 billionドル(約9兆9,000億円)で、直近24時間の取引量は40%以上減少している。これにより、多くの投資家が長期保有を視野に入れていることがうかがえる。
チャート上でも、Solanaは2024年2月と類似した緩やかな上昇トレンドを描いており、過去のパターン通りに進めば、200ドル(約3万円)突破も視野に入っている。
Solaxy
Solaxyは、Solanaエコシステム初のL2(レイヤー2)ソリューションとして注目されている。分散型エコシステムであり、ロールアップアーキテクチャ(取引のバッチ処理)によってSolanaの運用効率を向上させることを目指している。
Roll up. Lock in. Level up. $SOLX 🔥🛸https://t.co/aSkbpCj6xQ pic.twitter.com/HhErq8FdG6
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) March 22, 2025
これにより、Solanaは過去のシステム不具合から脱却し、より高いセキュリティと無限のスケーラビリティを実現できる可能性がある。
ユーティリティを持つミームコインとしてSolaxyは独自の立ち位置を築いており、開発陣はSolanaベースのトークンを他チェーンへ容易にブリッジできるUIの開発にも注力している。
また、SolaxyはSolana上に「ミームコインの楽園」を築くことを目指しており、SolanaがOfficial Trumpトークンの誕生元である事実も、その適性を裏付けている。
すでにSolaxyは2,600万ドル(約39億円)以上を調達しており、プレセール終了も近い。SOLXトークンを早期に取得することで、初期の利益を狙えるだろう。
Mind of Pepe
Mind of Pepeは、2024年Q3に話題となった「AI×ミーム」ブームに乗って登場したミームコインだ。AIエージェント関連トークンの時価総額は市場環境の変化により減少傾向にあるものの、依然として次なる有望トークンを待つ投資家は多い。
Checkmate. $MIND pic.twitter.com/MBTietcBKE
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) March 22, 2025
Mind of Pepeは、ホルダー限定のα情報や市場インサイトの提供、トークンの作成・配布、自律型AIエージェント構築といった4つのユースケースを提供しており、プレセールでも7 millionドル(約10億5,000万円)以上を調達するなど好調だ。
Cilinix Cryptoは当初慎重な見解を示していたものの、開発者からの最新アップデートを受け、評価を見直している。同氏は「ユーティリティの多さが強気要因となっており、コミュニティにとっても心強い存在だ」とコメントしている。
結論
ドナルド・トランプ氏の経済政策は、暗号資産市場に新たな課題をもたらしている。関税政策への賛否が分かれる中、市場は不安定さを増しており、こうした状況下では「今買うべき暗号資産」を見極めることが求められている。
今後、規制環境が整うことで市場は再び安定する可能性が高い。今のうちに適切な資産を見つけ、長期的に保有することが、将来的な大きなリターンにつながるだろう。
