Solana価格が10%下落──投資家が殺到するICO仮想通貨とは
ソラナ(Solana)の価格は、2025年6月13日22時18分(米東部時間)時点で143.78ドル(約22,600円)まで急落し、過去24時間で10%下落した。これは投資家が市場で保有する同銘柄を売却したことが要因とされる。 今回の下落は、イスラエルとイランの間で緊張が高まる中、暗号資産市場全体が過去24時間で4%の調整を受けた流れの中で発生した。 https://twitter.com/IRIran_Military/status/1933318008274817296 ソラナ価格、重要なサポート水準に接触 GeckoTerminalのデータによると、ソラナ価格は現在139.91ドル(約22,000円)という重要なサポートライン上に位置している。この水準を24時間以内に下回ると、短期的に114.79ドル(約18,100円)まで下落するリスクがある。これは現在の水準から約19%の下落に相当する。 GeckoTerminal 一方、現在の価格帯で買いが入る場合は、より強気のシナリオも考えられる。この場合、価格は165.03ドル(約25,900円)のサポートを再び試す可能性がある。さらに買い圧力が継続すれば、次の抵抗線である190.79ドル(約29,900円)まで上昇する可能性も出てくる。 テクニカル指標はさらなる下落の可能性を示唆 テクニカル面では、日足チャートの複数の指標がソラナ価格のさらなる下落を警告している。移動平均収束拡散法(MACD)と相対力指数(RSI)はともに弱気のシグナルを示している。 具体的には、MACDラインがシグナルラインを上抜けしようとしたが拒否され、それ以降はMACDラインがさらに下落している。この動きは、売り手の力が強まっていることを意味する。 また、RSIは50を上回っていた水準から現在は30後半まで下落しており、過去数日間で売り圧力が優勢になったことを示している。さらにRSIの下向きの傾きは、今後も売り手が優位に立つ可能性を示唆しており、現在の水準ではソラナがまだ売られ過ぎ領域に入っていないことも示されている。 Solanaが重要なサポートにとどまる一方で、多くの投資家はあと3日で終了するSolaxy(SOLX)の注目の仮想通貨ICOプレセールに殺到している。登録者数72万人超を誇る人気YouTubeチャンネル「99Bitcoins」によれば、SOLXは上場後に100倍の成長を遂げる可能性があるとされている。 Solaxy──ソラナ初のスケーリングソリューションを導入へ Solaxyは新たなレイヤー2(スケーリング)プロジェクトであり、ソラナブロックチェーンに特化して開発が進められている初の取り組みだ。 ソラナは、これまで高速かつ低コストなブロックチェーンとして市場で一定の地位を築いてきたが、ピークトラフィック時には処理遅延やトランザクション失敗が発生するという課題があった。 Solaxyは、この問題に対して、トランザクションを一旦ソラナ外でまとめてからレイヤー1のメインネットに送信する「バンドル処理」方式を採用している。この手法により、従来の1件ずつの処理よりも効率的に多くの取引を処理し、ネットワークの詰まりを軽減することが期待されている。 さらに、Solaxyはブリッジ技術を活用してソラナとイーサリアムのブロックチェーンを接続する。これによりWeb3開発者は、両ネットワークの長所を同時に活用した次世代アプリケーションを構築できるようになる。 Solaxyの開発チームは、SOLXトークンがまだプレセール中であるにもかかわらず、すでに複数のプロダクトを展開している。これにはテストネット、ブロックエクスプローラー、Solaxyブリッジ、そしてノーコードでトークンをローンチできる「Igniter Protocol(イグナイター・プロトコル)」が含まれる。 SOLXプレセール、終了間近で投資家が急増 ...