ビットコイン（BTC）の価格は過去24時間で4%以上下落し、米東部標準時（EST）午後9時47分時点で87,747.30ドル（約1,320万円）となった。投資家が暗号資産の保有比率を減少させたことが要因とみられる。
この下落は、ドナルド・トランプ米大統領が「戦略的ビットコイン準備金（Strategic Bitcoin Reserve）」を設立する大統領令に署名したことを受けたものだ。多くの投資家は、米政府が準備金のためにさらなるBTC購入計画を発表すると期待していたが、トランプ政権の暗号資産およびAI政策担当官であるデビッド・サックス氏は、政府は犯罪事件で押収したBTCのみを利用すると発表した。
さらに同氏は、政府は「予算中立（budget-neutral）」な方法で追加のBTCを取得する戦略を検討すると述べた。
ビットコイン価格がサポートラインを回復
ビットコイン価格は過去数時間で86,696.31ドル（約1,300万円）のサポートラインを一時的に下回ったものの、その後回復し、このテクニカルな安全ラインを維持している。ただし、今後12時間以内にBTCが4時間足の終値で86,696.31ドルを下回る場合、次のサポートレベルである82,334.15ドル（約1,240万円）まで下落する可能性がある。
一方で、現在の価格水準を買いの好機と捉えるトレーダーが増えれば、BTCは92,024.14ドル（約1,390万円）のレジスタンスラインを突破し、サポートへ転換する可能性がある。その場合、強気相場の継続により短期的に95,278.28ドル（約1,440万円）まで上昇する可能性も考えられる。
ビットコインの下落はまだ始まりにすぎない可能性
テクニカル的な観点では、ビットコインの4時間足チャートの指標はさらなる下落を示唆している。移動平均収束拡散（MACD）や相対力指数（RSI）は、BTCの下落が続く可能性を警告している。
RSIは、4時間足チャートで単純移動平均（SMA）を下回っており、これは通常、売り手が資産価格を支配し始めたことを示すシグナルとされる。さらに、RSIの下向きの傾きは、売り圧力が依然として強まり続けていることを示唆しており、今後さらなる価格下落の可能性がある。
一方、MACDでは弱気シグナルがまもなく発生する見込みだ。MACDラインがシグナルラインを下回る寸前であり、これが発生すれば、BTCが短期的な下落トレンドに入る可能性がある。このシグナルに市場が反応すれば、さらなる売り圧力が加わる可能性がある。
一方で、ビットコインの価格が下落する中、新たなミームコイン「BTC Bull Token（BTCBULL）」のプレセールに投資する動きも見られる。人気YouTuberのアレッサンドロ・デ・クリプト氏（登録者14,700人以上）は、BTCBULLが投資家に大きな利益をもたらす可能性があると指摘している。
無料のビットコインを提供するミームコイン
BTC Bull Tokenは、ビットコインを応援することを目的としたミームコインであり、BTCが100万ドル（約1億5,000万円）を超える価格を目指す中、トークン保有者にBTCのエアドロップやトークンバーン（焼却）を実施する。
プロジェクトの公式サイトによると、BTCBULLの保有者は、ビットコインが初めて150,000ドル（約2,250万円）および200,000ドル（約3,000万円）に達した際に無料のBTCを受け取ることができる。また、BTCBULLのトークンバーンは、BTCが125,000ドル（約1,875万円）、175,000ドル（約2,625万円）、225,000ドル（約3,375万円）に達した際に実施される予定だ。
トランプ大統領が署名した戦略的ビットコイン準備金の大統領令は、投資家の期待には届かなかったものの、世界最大級の経済大国がBTCを正式に保有する道を開いた。この重要な動きがBTC価格に反映されれば、125,000ドルという最初のトークンバーンのマイルストーンに到達する可能性がある。
また、トランプ大統領の大統領令が他国にも波及し、複数の国がビットコイン準備金を設立する可能性もある。ビットコインの普及が加速すれば、それに伴い価格上昇圧力が加わることも考えられる。
このような状況を踏まえると、BTCBULLはビットコイン投資における最適な選択肢となる可能性がある。
BTCBULLのプレセールが330万ドル突破
BTC Bull Tokenのプレセールはすでに330万ドル（約4億9,500万円）以上を調達しており、プロジェクトへの投資家の強い信頼がうかがえる。トランプ政権の新たな大統領令の影響もあり、今後さらに購入が加速する可能性がある。
また、現在BTCBULLを購入してステーキングすると、130%の年利（APY）を獲得できる。プレセールはあと8時間以内に価格改定が予定されているため、最も有利な価格で購入したい投資家は早めに行動する必要がある。
