
9月第3週は暗号資産市場全体の参加が活発化し、世界の時価総額は7日間で3%上昇した。こうした反発は大口投資家にも注目され、クジラによる特定アルトコインの買い増しが確認されている。過去のサイクルでも、こうしたクジラの動きが次の強気相場の先行シグナルとなってきた。
Chainlink (LINK)
LINKは、主要オラクルネットワークのネイティブトークンとして再びクジラの買い対象となった。オンチェーンデータによると、保有量が10万~100万LINKのアドレスが週内に250万LINKを追加購入し、約6100万ドル相当の価値に達している。
執筆時点でLINKは21.83ドルで取引されており、買い増しが続けば8月23日に記録した26.89ドル水準の再テストも期待される。一方で需要が減速すれば、20.48ドルを下回る可能性もある。クジラの動きは、市場心理を変化させる大きな要因となり得る。
Cronos (CRO)
CROも今週クジラの注目を集めており、大口保有者の活動は7日間で29%増加した。こうした動きはトークンに対する信頼回復を示している。過去にCROはエコシステム拡大とパートナーシップ強化を通じて価格上昇を実現してきたが、今回の買いは再び強気基調を裏付けている。
買いが続けば0.21ドルを目指す可能性があるが、需要が弱まれば0.13ドル付近までの下落もあり得る。CROのような中堅アルトコインは、クジラの行動次第で短期的に大きく動く特徴を持っている。
Maxi Doge (MAXI)
クジラの新たな注目先として浮上しているのが、プレセール中のミームコインMaxi Dogeだ。公式サイトによると、Ethereumチェーン上で展開され、最大レバレッジ1000倍をテーマにしたユニークなコンセプトを持つ。従来のミームコインがコミュニティの勢いに依存してきたのに対し、Maxi Dogeはトークノミクスを強化し、持続可能な成長を目指している。
トークノミクスはマーケティングに40%、Maxi Fundに25%、開発に15%、流動性に15%、ステーキングに5%が配分されている。これにより、単なる価格投機ではなく、プロジェクト成長を支える仕組みが組み込まれている。クジラが早期に参加しているのも、この構造的な強みを評価しているためだ。
すでに投資家からの関心を集め、強気な市場心理を背景に資金流入が続いている。今後、主要取引所への上場や大規模キャンペーンが進めば、急騰の可能性も高まる。逆に売り圧が強まれば短期的な調整も考えられるが、クジラによる先行買いは注目すべきシグナルといえる。
アルト市場を幅広く理解するには、新しい仮想通貨の最新情報も参考になるだろう。市場全体が回復基調にある中、Maxi Dogeは「次の急成長銘柄」として存在感を増しており、従来のアルトコインと並び注目される存在になりつつある。
