
XRPは本日2.87ドル(約435円)付近で取引されており、週初めに2.79ドル(約423円)の安値を試した後、わずかな反発を見せている。買い手が2.83〜2.80ドルの水準を守ろうとする一方で、2.95ドルと3.08ドルに位置する主要移動平均線(EMA)が重い抵抗帯となっている。この膠着は、慎重なテクニカル指標とRipple(リップル)の最新の機関向け発表による強気な見方との対立を映し出している。
XRP価格は重要なサポートを維持
日足チャートでは、XRPが広いフィボナッチレンジ内で推移していることが示されている。直近の抵抗は2.95〜3.08ドルで、20日線と50日線のEMAが重なる水準だ。その上には3.19ドルと3.30ドルが控えており、0.5および0.618リトレースメント水準に当たる。これらを突破できれば買い手が再び優位に立つ可能性がある。

一方でサポートは2.83〜2.60ドルの間に存在し、200日EMAの2.59ドルが重要な下値支持となる。先週にはパラボリックSARが弱気に転じ、RSIも50を割り込んだ。現状でXRPが3.08ドルを明確に上抜けない限り、短期的には売り手が主導権を維持する展開が続くと見られる。
Rippleとブラックロックの提携が楽観を呼ぶ
🚨 BREAKING: $XRP and Ripple just made a huge move.
BlackRock & VanEck funds can now access instant liquidity via Ripple’s RLUSD.
This one move makes #XRP the bridge for both funds money flow.
This could send #XRP to $8–$12 quickly, setting the path to 3 digits 🚀 pic.twitter.com/I6gZTJzLAP
— Armando Pantoja (@_TallGuyTycoon) September 24, 2025
RippleとXRPは、ブラッド・ガーリングハウスCEOが、ブラックロックのBUIDLファンドとVanEckのVBILLファンドがRLUSDを通じて即時償還を可能とし、将来的にRLUSD/XRPL統合を行うと確認したことで注目を集めた。市場関係者はこれを大きな前進と捉え、XRPが機関投資家の流動性の架け橋となる可能性を指摘している。
アナリストのアルマンド・パントーハ氏は、この動きにより「XRPは短期間で8〜12ドル(約1,210〜1,820円)に到達する可能性がある」とし、長期的には三桁台への到達もあり得ると主張した。こうした予測は依然として投機的ではあるが、このニュースは機関投資家需要に関連するXRPの実用性を強調し、弱含むテクニカル指標に対するカウンターとして買い手の関心をつなぎ止めている。
オンチェーンデータは資金流出の継続を示す
現物フローデータによれば、9月24日には760万ドル(約11億5,000万円)の純流出が確認され、数週間にわたる売り圧力が続いていることが示された。9月を通じて純フローはマイナス基調を維持しており、利益確定売りと投資家の確信度低下が背景にある。

機関投資家関連のニュースが市場心理を押し上げた一方で、安定した資金流入が見られないことは、小口投資家や短期筋が慎重姿勢を崩していないことを示している。先物の建玉も横ばいで推移しており、資金の割り当てが積極的ではなく慎重であることを裏付けている。フローがプラスに転じない限り、上昇局面が持続するのは難しい可能性がある。
XRP価格のテクニカル見通し
XRPの主要な水準は以下の通りだ。
上値目標:2.95ドル、3.08ドル、3.19ドル、3.30ドル。これらを突破すれば、次の水準である3.46ドルと3.65ドルが視野に入る。
下値目標:2.83ドルと2.60ドル。2.60ドルを割り込めば、2.40ドルまでの下落リスクがあり、夏場の上昇分が帳消しになる可能性がある。
トレンド指標:200日EMAの2.59ドルが強気派にとって最後の防衛ラインとなる。
見通し:XRPは上昇するのか?
XRPの直近の動向は、Rippleとブラックロック、VanEckの統合が持続的な需要を生むかどうかにかかっている。テクニカル面では依然として脆弱で、EMAが上昇を抑制し、オンチェーンフローもマイナスが続いている。しかし、機関投資家による流動性という物語は、価格が3.08ドルを回復すれば再び蓄積を促す可能性がある。
XRPが2.80ドルの水準を維持できる限り、アナリストは3.19〜3.30ドルへの反発余地を見込んでいる。この価格帯を明確に突破すれば強気継続が確認されるだろう。逆にサポートを割り込めば、2.60ドル水準への下落リスクが高まる。現状では、強固なファンダメンタルズと弱含む短期フローの間で均衡する調整局面にある。
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