
バイナンス(Binance)の上場は、しばしば話題性、取引量、そしてコミュニティの支持によって左右される。そうした中で、2025年5月に注目すべき有力候補として挙げられるのが、Solaxy(SOLX)、Housecoin(HOUSE)、UXLINK、AEROの4つである。
SOLXは、ソラナ(Solana)上に構築されたレイヤー2プロジェクトとして、高速性、拡張性、Web3ユーティリティを兼ね備えており、注目を集めている。現在進行中のプレセールでは既に数百万ドルを調達しており、分散型アプリケーション(dApps)を支えるという明確なユースケースが投資家の関心を引いている。コミュニティ内での話題性やエコシステムの支援を背景に、主要取引所での上場候補として期待が高まっている。
HOUSEはソラナ上で存在感を増しており、X(旧Twitter)上でもトレンド入り。一方、UXLINKは直近のバイナンスのコミュニティ投票で最多票を獲得した実績がある。AEROはBaseチェーン上で主要な分散型取引所(DEX)としての地位を保っており、DeFi市場の拡大とともに存在感を強めている。
これら4つのアルトコインプロジェクトは、いずれも強固な基盤と上昇トレンドを持ち、今月中のバイナンス上場に向けた有力候補となっている。
Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、現在最も注目されているソラナ・エコシステムのトークンの1つである。ソラナは取引が混雑する時間帯には遅延や失敗が発生することがあるが、Solaxyはこうした課題を解決するため、メインチェーン外で処理を行うレイヤー2ネットワークを提供している。
一部のトランザクションをまとめて処理し、最終的な承認のみをソラナ上で行うことで、取引の効率とコストを大幅に改善している。この仕組みにより、Solaxyはプレセールで3,350万ドル(約52億円)以上を調達しており、ネイティブトークンSOLXは現在、1トークンあたり0.001716ドル(約0.27円)で提供されている。
価格はプレセールのステージごとに数日おきに上昇する予定であり、早期参加者にはステーキングによる利回りの機会も提供されている。すべてのスマートコントラクトは、Coinsultによる監査を受けており、安全性にも配慮されている。
仮想通貨教育サイト99Bitcoinsは、SOLXを「次の10倍銘柄」として予測している。分散型取引所(DEX)および中央集権型取引所(CEX)での上場が計画されているとの情報もあり、Solaxyは初期投資家にとって大きなリターンをもたらす可能性がある。
Housecoin(HOUSE)
Housecoinは、近ごろ特に注目を集めているミームコインの1つである。PumpFunでローンチされ、急速にソラナエコシステム内で拡散した。2025年4月には時価総額が1億ドル(約156億円)を突破したが、その後やや調整し、現在は8,700万ドル(約136億円)を維持している。
X(旧Twitter)上でもトレンド入りしており、これが大手取引所での上場の後押しとなる可能性がある。過去24時間でHOUSEは約9%下落しているものの、SNS上での高い関心が価格の下支え要因になると考えられている。
これまで、DOGEやBONKなど、注目度と取引量を迅速に獲得したミームコインは取引所に早期上場される傾向にあった。Housecoinは、ソラナ上で既に72位という順位にまで上昇しており、継続的な勢いがあれば、同様の道を歩む可能性がある。さらに、世界的な資産クラスである不動産をテーマにしたストーリー性も注目を集めている。
UXLINK
UXLINKは、Web3に対応したソーシャルプラットフォームおよびインフラプロジェクトであり、5,400万人を超えるユーザーを抱えているとされている。Arbitrumエコシステム内では最もアクティブなトークンの1つと位置づけられている。
近月では、Arbitrum関連プロジェクトの中でも特に注目されており、バイナンスの最新コミュニティ投票でも最多票を得たが、最終選考には至らなかった。
トークン価格は3月中旬のピーク以降で約30%下落しており、依然として強い上昇トレンドには戻れていないが、過去24時間では3.7%上昇し、取引量も200%増の7,580万ドル(約118億円)に達しており、再び注目されている。
直近の上場候補から外れたとはいえ、強力なコミュニティ支持が継続していることは事実であり、取引量やエンゲージメントが高水準で維持されれば、今後のバイナンス上場の可能性は十分にある。
Aerodrome Finance(AERO)
AEROは、Baseブロックチェーン上で最も取引が活発な分散型取引所(DEX)としての地位を確立しており、ZORAなどのアプリが台頭する中でも、その存在感を維持している。
Baseチェーン内のDeFi市場において中核的な役割を果たしており、ユーザー数の増加とともに成長を続けている。Content Coinsがまだ注目を集めきれていない中で、Baseの週間DEX取引量は22%増の50億ドル(約7,800億円)に達しており、AEROはその恩恵を大きく受ける立場にある。
過去30日間でAEROは約60%上昇しており、直近24時間では4.5%下落したものの、その影響は限定的である。現在、バイナンス・アルファに上場している銘柄の中で、時価総額で第4位にランクインしている。
この勢いが5月中も継続すれば、AEROは再び1ドル(約156円)水準に近づく可能性があり、現在価格から見た場合、約44%の上昇余地がある。
