
パイネットワーク 価格が再び注目されている。PIは心理的節目となる0.20ドル(約30円)を上回る水準で推移しており、売り圧力が緩和する中でW字型の反転形成が進みつつある。ただし、オンチェーンデータは強弱入り混じるシグナルを示し、相場は依然として不安定な状況にある。
CEXとファンデーション間のトークンフローが拮抗
Know Your Business(KYB:事業者確認)認証を受けた中央集権型取引所(CEX)では、PIトークンの小口需要が増加している。PiScanのデータによると、過去24時間でCEXウォレットから123万PI(総供給量の約0.01%、CEX全体残高の0.29%)が流出した。
一方で、Pi Foundationウォレット#2でもほぼ同量の128万PIが流出しており、CEXとファンデーション間で拮抗する動きが確認されている。この相殺関係が、パイネットワーク市場に「均衡した緊張感」をもたらしている。
パイネットワーク 価格、強気シグナル点灯
パイネットワーク(PI)は仮想通貨市場全体の回復基調に合わせ、月曜時点で3日連続の上昇を記録している。モバイルマイニングからWeb3ユースケースへの拡張が進む中、価格は0.1996ドルから0.2295ドル(約30~34円)のレンジで推移している。
テクニカル的には、上限の0.2295ドルを突破すればW字反転が確定し、次のピボットポイントである0.2755ドル(約40円)を目指す可能性が高い。

MACDとRSIが示す強気転換の兆候
日足チャートでは、移動平均収束拡散法(MACD)がシグナルラインを上抜け、上昇トレンド再開を示唆している。これは売り圧力の低下と買い勢力の回復を意味する。
同時に、相対力指数(RSI)は31まで上昇し、売られ過ぎゾーンからの回復を示している。RSIの上向き傾向は、弱気トレンドの減速を裏付けるものとなっている。
ただし、PIが0.1996ドルを維持できなければ、S1ピボットポイントである0.1731ドル(約26円)まで下落する可能性もある。
今後の注目点:パイネットワーク 価格が示す市場心理
CEXでの買い需要とファンデーションからの流出が拮抗する現状は、市場参加者の間で明確な方向感が欠けていることを意味する。強気指標が点灯する一方で、短期的な値動きには慎重さが求められる。
テクニカル面でのブレイクが確認されれば、PIは再び上昇軌道に乗る可能性があるが、今後の焦点は「実需の拡大」と「ユースケース導入速度」に移りつつある。
次の注目銘柄:PEPENODEが示す新たな可能性
ミーム文化とDeFiユーティリティを融合させた新興プロジェクト「PEPENODE(ペペノード)」が急速に注目を集めている。パイネットワークのようにWeb3統合を目指す一方、PEPENODEはAI統合型ステーキングとコミュニティ主導の報酬構造を採用している点が特徴だ。
現在、PEPENODEはプレセール段階で急速に資金を集めており、次世代ミーム×AI銘柄として投資家の関心を集めている。PI市場の静かな動きとは対照的に、PEPENODEは明確な上昇トレンドを描きつつある。
今後、強気転換を狙う投資家にとって、パイネットワーク 価格の動向と並行してPEPENODEの展開を追うことが重要となるだろう。
