
ビットコイン(BTC)が過去最高値を更新し続ける中、価格は本日一時111,000ドル(約1,730万円)に達した。
機関投資家からの需要、供給側の圧縮、さらにはマクロ経済的な要因が、BTCの急騰を後押ししている。暗号資産市場では、次に来る展開として「アルトコインシーズン」への期待が高まっている。
BTCの24時間取引高が71%増、アマゾンの時価総額を超える
BTCの24時間取引高は71%超増加し、時価総額は2.19兆ドル(約340兆円)に達した。昨日には時価総額でアマゾンを超え、現在では世界で5番目に価値のある資産となっている。
この急騰の一因には、米国で上場されている現物型ビットコインETFへの資金流入がある。今月だけで純流入額は28億ドル(約4,360億円)を超えており、ETF全体の保有額は1,220億ドル(約19兆円)を突破した。
さらに、2025年4月の半減期(マイニング報酬の半減)により、供給が制限されていることも背景にある。こうしたイベントは歴史的にビットコイン価格の上昇要因となっており、今回も例外ではないようだ。
金融緩和の兆しや地政学的リスク(特に貿易摩擦の激化)によって、米ドルが弱含んでいる点もBTCに追い風となっている。2024年11月5日のドナルド・トランプ氏の大統領当選以来、米ドルは過去6か月で7%以上下落している。
こうした中で、分散型金融(DeFi)と従来型金融(TradFi)の両市場で存在感を高めるBTCに続き、アルトコイン市場全体の活性化が見込まれている。
eToroオーストラリアのアナリスト、リース・ホブソン氏によると、「本格的なアルトコインシーズンの開始には、量的緩和による流動性供給と、ビットコインのドミナンスが約70%に達することが必要」だという。CoinGeckoのデータでは、現在のドミナンスは61.50%となっており、目標達成も遠くない。
今はまさに、価格高騰前に優良なアルトコインに投資する好機かもしれない。
以下では、特に注目される3銘柄──BTC Bull Token(BTCBULL)、MIND of Pepe(MIND)、Hyperliquid(HYPE)──を紹介する。
1. BTC Bull Token(BTCBULL)──ビットコイン30万ドル到達前に無料でBTCを獲得?
BTCとアルトコインの上昇を活用したいが、大きな投資を避けたい人には、BTC Bull Tokenエコシステムが有効だ。BTCやBTCBULLを無料で獲得できる仕組みが用意されている。
BTCが15万ドル、20万ドルと新たな節目に達した際、自動的にBTCが配布される。さらに、25万ドル到達時には大規模なBTCBULLのエアドロップも予定されている。
このエアドロップに参加するには、匿名性の高い暗号資産ウォレット「Best Wallet」にBTCBULLを保有するだけでよい。また、ウォレットのネイティブトークンBESTを購入することで、ガス代を節約できる。
著名アナリスト「PlanB」氏は、S&P 500が年末に7,000ポイントへ上昇すれば、BTCは30万ドルに到達する可能性があると予測している。
BTCBULLをステーキングすれば年利67%の報酬も得られる。すでに150万トークン以上がステーキングプールに預けられており、コミュニティの信頼の高さがうかがえる。
さらに、BTCが12.5万ドル、17.5万ドル、22.5万ドルに到達するたびにトークンのバーン(焼却)も予定されており、希少性の向上が期待されている。
プレセールではすでに600万ドル(約9.3億円)以上を調達。クジラ投資家からの19,000ドルと20,000ドルの連続投資も注目を集めた。
現在の販売価格は0.002525ドル(約0.39円)で、2日後には値上がりが予定されており、上場後は最大0.006467ドル(約1円)になる可能性がある。
2. MIND of Pepe(MIND)──AI搭載の新興アルトコイン、9.8百万ドル調達でプレセール終了間近
MIND of Pepe(MIND)は、AIを活用したエコシステムを特徴とする新興プロジェクトだ。プレセール終了が2025年5月31日に迫っており、現在までに980万ドル(約15.2億円)を調達している。
中心となるのは、2025年5月10日にローンチされたAIエージェントで、SNSやdApps、Web3環境を巡回し、トレンドを早期に検知する機能を持つ。
分析データはMIND保有者に共有され、一部は公式Xアカウント(@MIND_agent)やTelegramチャンネルでも公開されている。
このエージェントは、LLM(大規模言語モデル)やSolanaベースのトラッカー、RAG(検索拡張生成)、ベクトル埋め込みなどのツールとの統合も進めており、さらなる高度化が期待されている。
今後は、リアルタイムの分析や売買シグナルを提供する「MIND of Pepe Terminal」も導入予定だ。
MINDの価格は現在0.0037515ドル(約0.58円)。今後、主要な取引所に上場すれば、0.00535ドル(約0.83円)まで上昇する可能性がある。
3. Hyperliquid(HYPE)──時価総額18%上昇、トップDEXを支える基盤
最後に紹介するのは、Hyperliquid(HYPE)である。2025年5月29日時点で時価総額は104.3億ドル(約1.6兆円)に達し、前日比18%の上昇を記録した。
現在の価格は31.15ドル(約4,860円)とやや高めだが、強気相場の進行に伴い注目されている。
HYPEは、分散型取引所(DEX)のHyperliquidにおいて、マーケットシェア45%以上、取引高190億ドル超(約2.96兆円)という圧倒的な実績を持つ。
その目標は、中央集権型取引所(CEX)と同等のスピードと機能を持ちつつ、透明性と自己管理性を兼ね備えたDEXの実現にある。
HYPEは、ガバナンス、ステーキング、ガス手数料など多岐にわたる用途で活用されており、保有者はエコシステム全体に影響を与える存在となる。
現在、Bitget、MEXC、KuCoinなどの取引所で購入可能だ。
アルトコインシーズン本格到来前に検討すべき3銘柄
ETFの普及、半減期による供給制限、そして地政学的要因──これらが重なり、BTCを起点とした新たなアルトコインブームが始まりつつある。
今こそ、将来性のあるアルトコインへの投資を始めるタイミングかもしれない。無料のBTC配布、AIによる情報優位性、DEXの運営参加など、それぞれに異なる魅力を持つBTCBULL、MIND、HYPEの3銘柄は要注目である。
ただし、投資判断は自己責任で行い、余裕資金での参加を心がけるべきだ。成功を証明するのは、結局のところ時間だけである。
