Dogecoin（DOGE）が0.15ドル（約23円）付近で推移し、底値に近づいている可能性がある。過去の市場サイクルでは、この水準から強い反発が起き、0.30ドル（約47円）前後まで値を2倍にしたこともある。
オンチェーン指標では蓄積の動きが見られ、ネットワーク改善案も進んでいるため、初期ミームコインにとって重要な局面になる可能性がある。
ただし、この強気見通しは過去のパターンに基づくものであり、反発の確度とタイミングは依然として不明確だ。
そのため、一部トレーダーはより高いリターンを求め、Maxi Doge（MAXI）など他のミーム系暗号資産に目を向けている。
Dogecoin の価格分析
Dogecoin（DOGE）は市場全体の弱さを反映し、大口投資家の売りや暗号資産ETFへの資金流入低下によって下落圧力を受けている。
過去24時間で3.4%下落し、週間では19%の下げ、月間では30%以上下落している。
デス・クロス（短期線が長期線を下抜ける弱気シグナル）が形成され、Fear & Greed Index は21（極度の恐怖）を示している。過去1週間で約10億DOGE（約1億6,000万ドル＝約240億円）が売却されたことも影響している。
DOGEは0.18ドル（約28円）のサポートを失ったが、0.15〜0.16ドル（約23〜25円）付近では歴史的に反発が起きやすく、買い手が動き始めている。
0.18ドルを上抜ければ0.22ドル（約34円）、さらに0.30ドル（約47円）を目指せる一方、売り圧力が続けば0.13ドル（約20円）まで下落する可能性もある。
長期保有者の一部は、Bitcoin や主要アルトが回復すれば DOGE にも蓄積の機会があると見ている。
アナリストの Crypto King 氏は、DOGE が対称三角形の下限トレンドライン付近に位置しており、数か月間維持されている重要サポートだと指摘した。
一部の強気派は、市場サイクルがピークを迎える場合、DOGE が来年4ドル（約620円）に達する可能性もあるとしている。
Dogecoin の強気要因と主要ファンダメンタルズ
現在の弱気局面にもかかわらず、Dogecoin には長期的な強気シナリオを支える根拠が複数ある。
1. 通貨制度と技術面での近代化
開発コミュニティは、Dogecoin のネットワーク技術および経済モデルの改善を進めている。
インフレ改革案
年間ブロック報酬を50億DOGEから5億DOGEへ削減する提案が進んでおり、インフレ率は3.3%から0.33%になる。
DogeOS アップグレード
ゼロ知識証明（ZKP）によるプライバシー強化やスケーラビリティ改善を含む大型アップデートが予定されており、Ethereumとの互換ブリッジも追加される。これにより DOGE は DeFi・ゲーム・NFT との相互運用性を獲得する。
2. 実利用と導入の拡大
Dogecoin は投機目的に依存しない活用機会を増やす取り組みを進めている。
Dogecoin 2.0 提案
Cardano 創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、スケーラビリティ、処理速度、そして X（旧Twitter）での少額決済を可能にする DOGE 2.0 アップグレード案を提案した。
3. 規制上の進展（ETF 期待）
ETF 申請が進んでおり、機関投資家の注目を引く可能性がある。
ETF申請の動き
REX-Osprey と Bitwise が SEC に Dogecoin ETF を申請した。
Looks like Bitwise is doing the 8(a) move for their spot Dogecoin ETF, which basically means they plan on going effective in 20 days barring an intervention. pic.twitter.com/y8jyxbYKXQ
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) November 6, 2025
Bitwise の最終段階
Bitwise は Form 8(a) を提出した段階にあり、Bloomberg のエリック・バルチュナス氏は20日以内に取引開始の可能性があると述べた。
こうした動きは、新しい暗号資産 Maxi Doge のようなミーム系アルトコインにも恩恵をもたらす可能性がある。
Dogecoin 失速で投資家が Maxi Doge へ移行
Maxi Doge は、ジム系でエネルギッシュな犬のキャラクターを採用し、高レバレッジ・ハイリスク取引を好む層をターゲットにしている。
特徴の1つは週間トレード大会で、ROI ランキング上位者に MAXI と USDT を配布する仕組みだ。
もう1つは、総供給量1502億枚の25%を「MAXI Fund」に充て、1000倍レバレッジに対応した先物取引所への上場支援に使う点である。
現在の価格は0.0002665ドル（約0.04円）。購入者は公式サイトで Best Wallet を利用して参加でき、ETH・BNB・USDT・銀行カードが使用できる。
ステーキングも可能で、購入直後から年利約78%のリワードを得られる。
プレセールはすでに約390万ドル（約5億9,000万円）を調達しており、市場が弱い中でも資金を集め続けている。市場回復時に10倍を狙う銘柄として注目されている。
プレセール後は Uniswap 上場、続いてCEX上場の可能性も示されている。
