
仮想通貨市場が再び活況を呈している。ビットコインは109,000ドル(約1,700万円)を超えて取引され、Solana(ソラナ)などのアルトコインも上昇基調にある。次に大きく跳ね上がる銘柄を探す投資家が急増している。
注目が集まる一方で、本当に将来性のあるプロジェクトを見極めるのは容易ではない。この記事では、実際に有望な開発が進んでいる5つのプロジェクトを紹介する。
1. Solaxy(SOLX)
Solanaの処理速度は速いが、2025年の需要には対応しきれていない。そこで登場するのがSolaxy(SOLX)だ。これはSolana向けに開発された本格的なレイヤー2プロトコルであり、ネットワークの混雑、取引失敗、スケーラビリティ問題といった課題を解決することを目指している。
🚨 Hey Solaxy Community, we’re thrilled to announce our collaboration with @hyperlane to deliver one of Web3’s most seamless bridging experiences.
Solana ↔️ Solaxy ↔️ Ethereum. Fast, modular, permissionless.
Together, we’re building the first true Layer 2 bridge for Solana… pic.twitter.com/Jfk2GJUUD3
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) June 10, 2025
Solaxyは取引をオフチェーンで処理し、まとめてSolanaのメインチェーンに送信することで、速度と低コストを両立している。注目すべきは、すでにテストネットやブロックエクスプローラー、SOLブリッジが稼働しており、さらにミームコイン用のローンチパッド「Igniter Protocol」も開発中である点だ。
SOLXトークンは、手数料支払いやステーキングなど、エコシステム全体の基盤として機能する。現在プレセール中で、1トークンあたり0.001752ドル(約0.27円)で購入可能。これまでに4,700万ドル(約73億円)以上が調達されている。
プレセール終了まで残り5日となっており、SOLXが取引所に上場する前のラストチャンスといえる。
2. Bitcoin Hyper(HYPER)
ビットコインは価値の保存には優れているが、実用的な取引やアプリケーションには適していない。Bitcoin Hyper(HYPER)はその課題に取り組み、スマートコントラクトやNFT、DeFi(分散型金融)を統合した超高速レイヤー2ソリューションを構築している。
HYPERはSolana Virtual Machine(SVM)を活用して高い処理能力を実現。Solana並みのスピードをビットコインのセキュリティで支える設計となっている。ユーザーはBTCをレイヤー2に移して取引し、好きなタイミングで戻すことが可能。仲介業者は不要だ。
プレセールではすでに100万ドル(約1億5,500万円)以上が調達され、大口投資家(いわゆる「クジラ」)の参加も報告されている。VCラウンドや非公開販売はなく、すべての投資家が0.01185ドル(約1.84円)で購入可能。ステーキングも開始されており、年利687%という高利回りが話題を呼んでいる。
参加者が増えるにつれ年利は低下する見込みだが、Cilinix Cryptoなどの著名なアナリストも注目するプロジェクトだ。ビットコインに必要とされていたスマートコントラクト機能の中核となる可能性がある。
3. Rocket Pool(RPL)
Ethereumのステーキングは、通常32ETHと高度な技術が必要だ。Rocket Pool(RPL)はこのプロセスを大幅に簡略化する。最低0.01ETHからステーキングでき、報酬を受け取るrETHが得られる。このrETHはDeFiでも利用可能で流動性を維持できる。
ノード運営者として参加する場合も、必要なのは8ETHのみ。プロトコルが残りの資金をプールから補完し、32ETHのバリデーターを構成する。運営者はETHとRPLによる報酬を受け取る一方、RPLを保険としてステーキングすることで、パフォーマンスリスクをカバーする仕組みだ。
さらに、今年中に予定されている大型アップグレード「Saturn」では、処理能力を大幅に強化する新機能「メガプール」などが導入される予定だ。現在、RPL価格は過去最高値から95%下落しており、今が参加の好機かもしれない。
4. Resolv(RESOLV)
ステーブルコイン(価格が安定した仮想通貨)は便利だが、中央集権的な銀行依存や過剰担保といった問題がある。Resolv(RESOLV)は、それらを回避するために「デルタニュートラル戦略」を採用し、価格の安定を実現している。
ユーザーがETHやBTCを預けると、Resolvは先物市場でショートポジションを構築して価格変動をヘッジする。市場が上昇しても下落しても担保価値は一定に保たれるという仕組みだ。効率的かつ分散化されたアプローチで、銀行に頼らず安定性を提供する。
同プロトコルは急成長中で、TVL(預かり資産総額)は3億5,000万ドル(約540億円)、ユーザー数は5万人以上、これまでに1,000万ドル(約15億円)超の利回りが支払われている。トークンは2種類で、安定性を担保する「USR」と、ガバナンスや長期ステーキング報酬を担う「RESOLV」で構成されている。
より安全で賢いDeFiを目指す流れの中で、Resolvは注目すべきプロジェクトといえる。
5. Snorter(SNORT)
一見するとSnorter(SNORT)は単なるミームコインに見えるが、実態はそれ以上だ。アードバーク(ツチブタ)をマスコットに掲げる同プロジェクトは、Telegram上で動作する暗号資産取引ボットを開発している。
Eyes glued to the charts.
Veins pumping espresso.
Manifesting green candles. pic.twitter.com/5CdiJrSIYx— Snorter (@SnorterToken) June 11, 2025
このボットは、トークンのローンチに即座に参加し、ストップロスの設定やポートフォリオ管理、スワップ機能まで搭載。ウォレット拡張機能や別ツールは一切不要で、シンプルな取引環境を提供している。
こうした利便性が評価され、プレセール初日には15万ドル(約2,300万円)、現在では64万ドル(約1億円)以上が調達されている。60段階のプレセール価格設計により、早期購入者はすでに含み益を得ている状況だ。
SNORT保有者には、手数料の割引や高速取引、限定ディスカウント、先行アクセス、さらには年利469%のステーキング報酬といった多彩な特典が用意されている。SNSでも話題となっており、99Bitcoinsなどの専門メディアも言及している。
本格ローンチに成功すれば、今年最大の“ダークホース”になるかもしれない。
