ビットコイン 今後の相場は方向感を欠いた展開が続いている。ビットコイン(BTC)は足元で8万7450ドル(約1310万円)前後で取引され、過去24時間で約1.2%下落した。
日次の取引高は約425億ドル(約6兆4000億円)に達している。時価総額は約1兆7500億ドル(約262兆円)と依然として暗号資産市場最大規模を維持し、流通枚数は2000万枚弱と上限の2100万枚に近づいている。
市場心理は弱含んでいる。暗号資産恐怖・強欲指数は29と「恐怖」水準にあり、アルトコインシーズン指数も17に低下した。市場全体の時価総額は約2兆9600億ドル(約444兆円)で、資金は流出ではなく集約局面にある。
テクニカル面では崩れよりも保ち合い
4時間足チャートでは、ビットコインが9万4200ドル付近で上値を抑えられた後に形成された下降チャネル内で推移している。ただし、下方向への追随は限定的だ。

8万4500~8万5000ドルのゾーンでは押し目買いが入り、チャネル内で切り上がる安値が確認されている。価格は50日指数移動平均線(EMA)の8万8200ドル付近と、100日EMAの8万8850ドル付近に挟まれ、圧縮状態にある。
直近のローソク足は小さな実体やコマ足が多く、投げ売りよりも均衡状態を示している。相対力指数(RSI)は44付近で推移し、弱いながらも強気ダイバージェンスの兆しが見られる。
ビットコイン 今後のシナリオ
チャート形状はフォーリングフラッグに近く、支持線が維持されれば上放れする可能性がある。短期的に8万5000ドル近辺まで下押しした後、9万500ドルを上抜ければ、強気モメンタムが回復する展開が想定される。
その場合、再び9万4200ドルが視野に入り、心理的節目として9万8000ドルが次の上値目標となる。一方で、8万4500ドルを明確に割り込めば、調整色が強まる。
現状では分配局面というよりも調整と蓄積の段階に近い。ビットコイン 今後は、この支持線を維持できるかが次のトレンドを左右する。
派生テーマとして存在感を高めるPepenode
ビットコインが方向感を探る局面では、投資家の一部は派生テーマや新興プロジェクトにも目を向ける。その中で注目を集めているのがPepenode(PEPENODE)だ。

Pepenodeは、ミーム文化とゲーム要素を融合させた次世代型プロジェクトとして、すでに238万ドル(約3億6000万円)以上を調達している。プレセールは上限に近づいており、関心は高まりつつある。
同プロジェクトの特徴は、マイニング要素を取り入れた仮想エコシステムにある。ユーザーはマイナーノードや施設を構築し、視覚的なダッシュボード上で報酬獲得を体験できる。単なる保有にとどまらず、参加型の仕組みを提供する点が特徴だ。
また、プレセール段階ではステーキング機能も用意され、トークン生成イベント前から報酬強化が可能となっている。1トークンの価格は0.0012064ドルで、残り割当は限定的だ。
ビットコイン 今後の動向を見極める期間において、こうした新興プロジェクトが短期的な関心を集める流れは、今後も続く可能性がある。






