
ビットコイン(Bitcoin)は、分散性、安全性、不変性において暗号資産の金字塔とされてきたが、その開発は長らく停滞し、機能面でも制限されてきた。
しかし、状況は変わりつつある。新たに登場した「Bitcoin Hyper(HYPER)」は、ローンチからわずか5日でICO調達額が100万ドル(約1億5,600万円)を突破した。このプロジェクトは、Solanaの仮想マシン(SVM)を活用した、初の本格的なビットコイン向けレイヤー2(Layer-2)である。
これはサイドチェーンではない。妥協案でもない。ビットコイン上でスマートコントラクトや分散型アプリケーション(dApps)、DeFi(分散型金融)、ミームコインなどが実行可能になる完全な実行レイヤーだ。
Bitcoin Hyperにより、ビットコインはついに、速く安価な取引と多機能性を手に入れる。プレセール期間中は1HYPERあたり0.011825ドル(約1.85円)で購入可能だが、次の資金調達ステージが始まる8時間後には価格が上昇する。
Bitcoin HyperがSolana並みのスピードをビットコインにもたらす
Bitcoin Hyperは、Solanaの実行レイヤーを用いたモジュラー型レイヤー2ブロックチェーンであり、セキュリティはビットコインの基盤レイヤーに依存している。
このハイブリッド設計により、Solanaの1秒あたり2,000件超の高速処理能力と、ビットコインの高度な分散性・信頼性を両立している。
Bitcoin Hyperにより、以下の機能が実現される:
- 手数料ほぼゼロで高速なBTC送金
- dApps、DeFi、ミームコインのネイティブ対応
- ZK(ゼロ知識)証明、ライトクライアント、SVMエンジンによるシームレスな体験
仕組みは次の通り:
ブリッジイン:ユーザーがBTCをスマートコントラクトに預けると、システムがビットコインのブロックデータを直接検証し、承認後にBitcoin Hyper上でラップドトークン(包合トークン)を発行。
レイヤー2上の運用:BTCはステーキング、取引、ファーミング、送金に使用可能。Solana並みの処理速度を享受できる。
ブリッジアウト:元のBTCを戻す際はラップドトークンを焼却(Burn)し、システムがオリジナルのBTCをビットコイン本体のネットワークで返却。
セキュアな決済:取引はZK証明で検証され、まとめてビットコインに書き戻されるため、検証可能かつ分散性が保たれる。
これにより、ビットコインは「価値の保存」や「決済レイヤー」を超え、プログラム可能かつスケーラブルなWeb3の中核となる。
HYPERは次世代スケーラブルなビットコインの基盤
HYPERトークンは単なるガス代トークンではない。ネットワーク全体の基盤となる存在であり、すべてのトランザクション、dApp、スマートコントラクトに不可欠な役割を果たす。
EthereumのETHやSolanaのSOLと同様、HYPERは使用量に応じて価値を増していく設計だ。ネットワーク上でDeFi、ミームコイン、NFTマーケット、クロスチェーンのブリッジなどが活性化するにつれ、HYPERへの需要も自然に高まる。
過去のレイヤー2の例が示すように、その成長は急速である。Arbitrum(ARB)は現在、アクティブウォレットが113万、累積取引数が18億9000万件、TVL(預かり資産総額)は約137億ドル(約2兆1,400億円)で、L2市場のシェアは32%に達する。
一方、Coinbaseのレイヤー2「Base」は、TVLが約25億ドル(約3,900億円)に達し、デイリーアクティブアドレス数は100万超、1日の取引件数は1,000万件を超える。
これらのデータは、真のユーティリティ・スピード・スケーラビリティが揃えば、ネットワークは飛躍的に成長することを示している。
Bitcoin Hyperもこの成長軌道に乗るよう設計されており、長期保有者にとってもメリットがある。ステーキングでネットワーク活動からの報酬を得られ、DeFiプロトコルや高利回り商品の利用はトークン保有者限定となる。
また、開発者向けの支援も用意されており、HYPERを活用したスマートコントラクトをデプロイすることで、助成金、報酬、手数料割引といったエコシステムインセンティブが受けられる。
このプロジェクトは未来の可能性に賭ける投機ではなく、すでに稼働中のレイヤー2基盤への実際の関与を意味する。HYPERの供給は固定されており、需要が拡大する中でユーティリティが広がれば、投資家はビットコインの次のステージの価値化を先取りすることができる。
Bitcoin Hyperへの大型投資が始動──クジラの動きに注目
Bitcoin Hyperはわずか数日で100万ドルの資金調達に成功したが、それだけではない。あるクジラ(大口投資家)は、1回で約55,000ドル(約860万円)相当のHYPERを購入した。
こうした大規模な買いが入るということは、単なる個人投資家ではなく、戦略的な資金が動いている証拠でもある。
通常、クジラは一般よりも詳細な調査や初期情報へのアクセスがあるため、その動きは市場の先行指標となることが多い。
このような買いが示すのは単なる短期的な勢いではなく、次のビットコイン・インフラへの本格的な参加である可能性がある。
スマートマネーが殺到──プレセールは今が狙い目
現在、Bitcoin Hyperのプレセールが実施中で、HYPERトークンは0.011825ドル(約1.85円)で購入できる。これは上場予定価格の0.012975ドル(約2.04円)より約9%割安である。
総供給量は210億枚と、ビットコインの2100万枚という固定上限にちなみ、長期スケーラビリティと実用性を考慮した設計となっている。プライベートセールや内部割当はなく、すべてのトークンは一般向けに公開されている。
購入にはETH、USDT、BNB、クレジットカードが使用可能で、公式サイトからアクセスできる。
購入および管理には「Best Wallet」の使用が推奨されており、同アプリ内ではHYPERが「近日公開トークン」として表示されている。その他の有望な未上場トークンにもスムーズにアクセスできる設計だ。
最新情報は、TelegramおよびX(旧Twitter)の公式チャンネルで確認できる。
Bitcoin Hyperの公式ウェブサイトもあわせて参照されたい。
