
仮想通貨市場において、今週は投資家たちにとって空気の変化を感じさせる展開となった。業界で長らく注目されてきたRipple(リップル)と米証券取引委員会(SEC)の訴訟がついに終結を迎えた。
数年にわたる不透明な法的状況が解消されつつあり、ブロックチェーン開発者やトークンプロジェクトにとって、より明確な道筋が見えてきている。
実用性を重視したプロジェクト──決済、送金、分散型金融(DeFi)といった分野で活動する開発チームにとって、これは前向きな転機だ。規制の明確化がもたらす影響は大きく、開発者や投資家にとっては大胆なアイデアに挑戦する自信につながる。
リップルの訴訟が幕を閉じた今、新たな仮想通貨プロジェクトが注目され始めている。
Ripple対SEC訴訟、ついに終結
2020年12月に始まったRippleとSECの訴訟は、ついに決着がついた。
SECは、Ripple LabsがXRPを未登録証券として販売したと主張し、法廷での攻防が長期化した。2024年8月には、裁判所がXRPの取引所での売買は証券に該当しないと判断した一方、機関投資家向け販売は証券法違反と認定した。
その後、RippleとSECの双方が控訴を行っていたが、最終的には両者が控訴を取り下げ、和解に至った。Rippleは1億2,500万ドル(約196億円)の罰金を支払い、機関向けXRP販売の永久的な禁止を受け入れることとなった。
完全な勝利を得た側はいないものの、この和解により仮想通貨業界にとっては重要な一歩が示された。大規模な規制訴訟であっても、イノベーションを阻害せずに終結できることが示された形だ。
1. BTC Bull Token(BTCBULL)──ビットコインブームに乗る最後の1日
Rippleの訴訟が終結した今、投資家の視線はビットコインに向けられている。そして、BTC Bull Token(BTCBULL)は、その流れにうまく乗っている。
このミームコインはビットコインと連動した仕組みを持ち、プレセールでは760万ドル(約11億9,000万円)を調達。現在の価格は0.00258ドル(約0.41円)で、プレセール終了まで残り1日となっている。
BTCBULLの特徴は、ビットコインが15万ドル(約2,360万円)、20万ドル(約3,140万円)などの節目を超えるたびに、保有者にビットコインを報酬として付与する点にある。
さらに、12万5,000ドル(約1,970万円)、17万5,000ドル(約2,750万円)といった価格到達時にトークンがバーン(焼却)され、供給量が減少し価値の上昇が期待できる。
ただし、これらの報酬を受け取るには、Best Wallet経由でBTCBULLを購入・保有しておく必要がある。
多くのミームコインが実態のない話題性だけに依存する中、BTCBULLは実際のインセンティブと仕組みを備えており、ビットコインの上昇恩恵を分散的に享受できるよう設計されている。強気相場が本格化しつつある今、残された時間はわずかだ。
2. Bitcoin Hyper(HYPER)──リップルの理念を継ぐ次世代トークン
リップルが舞台を降りた今、スポットライトを浴びているのがBitcoin Hyper(HYPER)だ。
現在のプレセール調達額は170万ドル(約2億6,600万円)、価格は0.012075ドル(約1.89円)となっている。HYPERは単なる話題先行ではなく、実際の技術力で注目を集めている。
本プロジェクトは、リップルが目指していた高速・低コストの国際送金を実現しようとしている。ただし、HYPERは完全な分散型で、未来志向の設計がされている点が異なる。
HYPERの中核は、ビットコイン向けのレイヤー2スケーリングソリューションであり、Solana Virtual Machine(SVM)上に構築されている。これにより、高速処理・低手数料を実現し、SolanaのdApps(分散型アプリ)、NFT、DeFiにも互換性を持つ。
従来の価値保管手段としてのビットコインに対し、HYPERは決済やステーキング、ミームコイン、DAO(分散型自律組織)といった機能を重ね、金融レイヤーとして活用できるようにする。
また、ローンチ当初からクロスチェーン対応を実現し、EthereumやSolanaとの相互運用性も備える。
HYPERは、ステーキング、ガバナンス、トランザクション、ローンチアクセスなど、エコシステム全体の基盤を担う。2025年には0.15ドル(約23円)〜0.32ドル(約50円)への成長予測もあり、初期投資家にとっては大きな期待がかかる。
3. Little Pepe(LILPEPE)──ミーム×レイヤー2の高速ブロックチェーン
Little Pepe(LILPEPE)は現在0.0013ドル(約0.20円)で販売され、プレセールでは280万ドル(約4億4,000万円)を調達している。
このプロジェクトはミーム文化とテクノロジーを融合させ、低手数料・高速・高セキュリティのレイヤー2ブロックチェーンとして設計されている。EVM(Ethereum Virtual Machine)互換のため、幅広いdAppに対応可能だ。
Little Pepeはすでに監査済みで、スマートコントラクトは脆弱性、ガス効率、ERC-20準拠などの点で検証済みである。
ロードマップでは、ミームコイン、DeFi、NFT、DAOといった文化主導型プロジェクトを、Ethereumメインネットを混雑させずに展開できるよう設計されている。
さらに、総額77万7,000ドル(約1億2,200万円)のエアドロップキャンペーンも実施中で、抽選で10名がそれぞれ7万7,000ドル(約1,210万円)相当のLILPEPEトークンを受け取る。
Ripple vs SECの障壁が解消された今こそ、Little Pepeは規制が明確になりつつあるタイミングでのインフラ構築に最適なポジションにいるといえる。
スピード、文化、技術を兼ね備えた新しい仮想通貨インフラを求めているなら、LILPEPEは有力な候補となる。
次なる波は今、始まる
Rippleの法的な問題が終結したことで、仮想通貨業界には新たな革新の扉が開かれた。
BTC Bull Token、Bitcoin Hyper、Little Pepeといったプロジェクトは、それぞれに明確なビジョンと技術的裏付け、そしてコミュニティの活力を備えている。
ビットコイン報酬、次世代の国際決済、あるいはミーム主導の高速トークンと、注目すべきプレセール案件は多岐にわたる。
※本記事は投資助言ではありません。暗号資産投資に際しては、必ずご自身での調査(DYOR)を行ってください。
