
ステーキングされたイーサリアム(ETH)の量が過去最高を記録し、現物型イーサリアムETFへの資金流入が続くなか、投資家の関心が再びイーサリアムに向かっている。機関投資家の関与が強まり、市場の信頼感も高まるなかで、イーサリアムは単なるスマートコントラクトプラットフォームの枠を超えた存在となりつつある。
Ethereum staking has just hit an all time high with 34.6M ETH staked, nearly ~$90B which is 28% of total supply.
With a strong monthly action, 7 weeks straight of net inflows and $815M into ETFs in just 20 days, ETH is looking hot! 🔥
In the end, Ethereum will always win. pic.twitter.com/iEGiRy76er
— Ali (@AleyProbably) June 10, 2025
より多くの保有者がETHをロックし受動的利回りを得ようとする一方で、新たなETF承認がポートフォリオ再配分を促している。こうした動きは、現在の市場環境においてイーサリアムが極めて重要な役割を担っていることを示しており、今後購入すべき仮想通貨を見極める手がかりとなっている。
イーサリアムの急騰:記録的資金流入とステーキング増加、強気相場が市場心理を押し上げる
現在のイーサリアムは高まる楽観ムードの波に乗っている。投資家はビットコインETFから現物型イーサリアムETFへと資金を移しており、その結果、総流入額は8億3,750万ドル(約1,310億円)に達した。これは2024年5月16日以降15日連続の増加で、今後もこの勢いが続けば、来週には純流入額が10億ドル(約1,570億円)を超えると予想されている。
この急騰の背景には、イーサリアム関連商品への機関投資家の関心回復、次期アップグレードへの期待、さらに最近のPectraアップグレードの導入がある。また、ETH/BTC比率の上昇は「アルトコインシーズン(主要通貨以外の上昇相場)」の兆候ともされ、投資家心理をさらに押し上げている。
デジタル資産運用会社CoinShares(コインシェアーズ)によると、イーサリアム関連商品は2週連続でデジタル資産への流入額トップとなり、296.4百万ドル(約460億円)を集め、過去7週間で合計15億ドル(約2,350億円)を超えた。
同社のリサーチ責任者ジェームズ・バターフィル氏は「これは米国大統領選以来、最も強い流入の流れだ」とし、現在イーサリアム関連商品の運用資産全体のうち、10.5%を占めていると述べている。
$ETH ETF inflow + $52,700,000 yesterday.
Blackrock & Fidelity are not selling Ethereum. pic.twitter.com/a5CH9Gybs0
— Ted (@TedPillows) June 10, 2025
こうした成長は、イーサリアムのステーキングエコシステムにも表れている。ビーコンチェーン上にステーキングされたETHの量は2025年6月初旬時点で過去最高の3,465万ETHを記録し、2024年11月の最高記録を上回った。
Beaconchaによれば、過去1年間ステーキングは3,300万ETH以上で安定していたが、6月に入り再び増加傾向にある。なお、Dune Analyticsは3,480万ETH、Ultrasound.Moneyは3,470万ETHと、若干異なる数字を示している。
これらの数値は、より多くの投資家が現物売却よりも受動的利回りの獲得を選択していることを意味しており、イーサリアムが長期資産として信頼を集めている証左でもある。
イーサリアム価格分析
2024年を通してビットコイン価格の動きと無関係だったETH価格は、ここに来て新たな展開を見せている。現物型ETFの資金流入や市場状況の改善を背景に、過去2週間で11%以上上昇した。
ETF関連の報道とともに、ETH価格は現在2,300~2,800ドル(約36万~44万円)付近で推移している。過去に同様の価格帯で横ばいが続いた後、急上昇した例もあり、今後の持続的な強気推移によって3,400ドル(約53万円)までの上昇も視野に入る。
記事執筆時点でのETH価格は2,800ドルをわずかに下回っており、時価総額は3,330億ドル(約52兆円)を超えている。
今買うべきおすすめ仮想通貨
このような強い資金流入、ステーキングの拡大、機関投資家の関心の高まりは、イーサリアムのエコシステムへの信頼が高まっていることを示している。投資家にとっては、ポートフォリオを多様化し、暗号資産市場全体に広がる勢いを活用する好機である。これらのトレンドを理解することは、今買うべき仮想通貨の判断に重要である。
Solaxy(SOLX)
Solaxyは、イーサリアムの記録的なステーキング水準とETF承認による楽観的な市場の雰囲気から恩恵を受ける可能性が高い。スケーラビリティと報酬性を兼ね備えたこのプロジェクトは、機関投資家の注目と利回り追求の文脈で存在感を増している。
🚨 Hey Solaxy Community, we’re thrilled to announce our collaboration with @hyperlane to deliver one of Web3’s most seamless bridging experiences.
Solana ↔️ Solaxy ↔️ Ethereum. Fast, modular, permissionless.
Together, we’re building the first true Layer 2 bridge for Solana… pic.twitter.com/Jfk2GJUUD3
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) June 10, 2025
Solaxyは、独自のレイヤー2ネットワーク上に構築されており、イーサリアムとSolana両方に対応。高速かつ低手数料のトランザクション環境を提供し、開発者にも配慮した設計となっている。
ネットワーク混雑や高騰する手数料に悩むユーザーに対し、Solaxyはスケーラブルで効率的な代替手段を提示している。
SOLXトークンはガバナンス、ステーキング、手数料、将来的なクロスチェーン展開などエコシステム全体を支える中心的な役割を担う。
今後はdApp(分散型アプリ)対応やアップグレードも予定されており、他のレイヤー2と並ぶ実用性重視のネットワークとして期待されている。
短期的な投機が多い市場において、Solaxyは目的志向型の投資先として、またインフラを構築するという点でも注目を集めている。
Bitcoin Hyper
Bitcoin Hyperは、Solanaの仮想マシンを活用した次世代ビットコイン用レイヤー2プロトコルであり、迅速かつ低コストでのトランザクションやDeFi(分散型金融)、dAppに対応している。イーサリアムのステーキングやETFによる盛り上がりと並行して、ビットコインの制度化・DeFi拡張の文脈で注目を集めている。
Canonical Bridgeと呼ばれる仕組みにより、BTCを高速なレイヤー2ネットワーク上に転送可能。専用アドレスにBTCを送信すると、Relay Programがブロックヘッダーと証明を検証し、Bitcoin Hyperネットワーク上に同額のBTCが発行される。
この仕組みにより、通常数分かかる取引が数秒で完了し、手数料も数円程度に抑えられる。
Solanaの仮想マシンが並列処理を可能にしており、ネットワークが混雑することなく高速処理が実現されている。
さらに、ゼロ知識証明とバッチ処理により、メインチェーンの安全性を保ったまま取引を高速化している。
仮想通貨系YouTuberの99Bitcoinsによれば、Bitcoin Hyperはパラボリックなリターン(急騰)を生み出す可能性があるという。
ビットコインの信頼性とSolanaの処理性能を融合させることで、実用的かつ構造的な課題解決を目指している。
BTC Bull
BTC Bullは、イーサリアムETFの成功と記録的なステーキングを背景に広がる強気な市場の空気に乗り、ビットコインへの強気シナリオに対応した投資機会を提供する。
When BTC hits $150K, you’ll wish you held.
BTC airdrops aren’t a meme. ⚔️ pic.twitter.com/Ee69wHgpcU
— BTCBULL_TOKEN (@BTCBULL_TOKEN) June 10, 2025
現在、BTC Bull Tokenのプレセールは2025年6月30日に終了予定で、リアルなビットコイン報酬や早期ステーキング特典が用意されている。
このプロジェクトの特徴は、価格帯に応じた段階的なトークンバーン(焼却)戦略にある。供給が減ることで需要が価格を押し上げる仕組みとなっている。
プレセール終了後、トークンは上場と同時に専用ポータルで請求可能になる予定。
プレセール価格は固定されており、デフレ型設計と相まって、構造的なミームコイン投資として注目を集めている。
BTC Bullは単なる話題性に頼らず、ビットコインの価格と連動するエコシステム構築を目指しており、小口投資家にとって新たなBTCエクスポージャーの手段を提供する。
結論
イーサリアムのステーキングとETF資金流入の急増は、同資産が本格的な投資対象として成熟しつつあることを示している。機関投資家の関与の深まりと個人投資家によるステーキングの拡大は、仮想通貨市場の信頼性と構造的強化を象徴する。
このような変化を見極めることが、今後の資産選定において重要となる。イーサリアムを軸に据えた上で、関連銘柄や新興プロジェクトを評価することが、次の一手を導く鍵となるだろう。
