
パリに拠点を置くBlockchain Group(ブロックチェーングループ)は、最近の発表でビットコイン(Bitcoin)の保有量を1,437 BTCまで増やす計画を明らかにし、注目を集めた。同社は7,200万ドル(約113億円)規模の社債を発行し、その95%を使って約658 BTC(約10.9万ドルの相場)を購入する見込みだ。
この取引が実現すれば、Blockchain Groupはビットコイン保有量ランキングで15位に浮上し、NEXON(ネクソン)の1,717 BTCのすぐ下、Semler Scientific(セムラー・サイエンティフィック)の1,273 BTCの上に位置することになる。
一方、パキスタンでは電力網の拡充を通じて、仮想通貨マイニング(採掘)への取り組みを強化している。同国政府はWorld Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル)の仮想通貨アドバイザーを起用し、戦略的な意思決定を進めている。
フランスとパキスタンが仮想通貨分野で動きを見せる今、ポートフォリオに組み入れるべき3つの仮想通貨が存在する。
フランスとパキスタンが仮想通貨を受け入れ、世界的な流れに乗る
フランスは着実に仮想通貨分野の整備を進める一方、パキスタンも積極的な動きを見せている。最近、同国政府はWorld Liberty Financialのビラル・ビン・サキーブ氏を「仮想通貨担当特別補佐官」に任命した。
サキーブ氏はForbesの「30歳未満の起業家30人」に選出された経歴を持ち、ブロックチェーンアドバイザーとしての知見も評価されている。同氏の起用は、パキスタンにとって重要な一歩となる。
加えて、同国は電力供給網を拡充し、成長するビットコインマイニングの需要に対応しようとしている。2,000メガワット規模の電力余剰は、マイニング施設とAI開発センターの支援に活用される予定だ。
この発表は、Binance(バイナンス)共同創業者のチャンポン・ジャオ(CZ)氏が外部アドバイザーに就任したというニュースに続くものである。パキスタンの仮想通貨転換は孤立したものではない。ブロックチェーン分析企業Chainalysisによれば、同国は仮想通貨普及率で世界9位にランクインしている。
世界中で進む仮想通貨の動き──次の展開は?
2024年には、中央・南アジアおよびオセアニア(CSAO)地域が仮想通貨普及率で世界をリードしており、上位20か国のうち7か国がこの地域に属している。
CSAO地域は、北米および西ヨーロッパに次ぐ規模で、7,500億ドル(約118兆円)以上の暗号資産が流入しており、世界全体の16.6%を占めている。
仮想通貨の普及はもはや「波」ではなく、絶え間ない「流れ」になってきている。
米国のMicroStrategy(マイクロストラテジー)を率いるマイケル・セイラー氏の企業Strategy(ストラテジー)は、7,390 BTC(約764億円相当)を追加購入し、現在の保有量は580,250 BTCに達している。これは、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモト氏の約100万BTC(約10.9兆円)に次ぐ規模である。
暗号資産保有者は、現在世界で5億6,000万人を超えるとされ、Triple-Aのレポートによれば今後も市場拡大が続く見通しだ。
今後は、ミームコイン(ネット文化を背景にした仮想通貨)の新規上場も相次ぐと予想される。
特に注目されるおすすめ仮想通貨としては、Solaxy(SOLX)とBTC Bull Token(BTCBULL)が挙げられるが、市場全体の上昇気流に乗れば、これら以外にも新たな注目銘柄が浮上してくる可能性がある。
1. Solaxy(SOLX)──Solanaのレイヤー2強化で高速処理と低コストを実現
Solaxy(SOLX)は、Solana(ソラナ)のレイヤー2プロジェクトであり、ネットワークのパフォーマンスと安定性を高める新たなアップグレードとして登場した。
$SOLX reigns supreme. 🛸
41M Raised! 🔥 pic.twitter.com/uEUXlekkL0
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) May 27, 2025
Solanaはこれまで、混雑時の停止や取引失敗などの課題に直面してきた。Solaxyはオフチェーン処理(ブロックチェーン外での処理)や並列処理により、低遅延かつ高スループットを実現し、スケーラビリティ(拡張性)を大幅に向上させることを目指している。
現在のプレセール(先行販売)では、4,100万ドル(約64億円)以上が集まり、トークン価格は0.001736ドル(約0.27円)で推移している。
アナリストの予測によれば、Solaxyの将来性は高く、2026年末までにトークン価格が0.2ドル(約31円)に達すれば、投資リターンは11,420%に達する見込みである。つまり、100ドル(約15,600円)を投資すれば、1年以内に約11,520ドル(約179万円)になる可能性があるという。
現在は最後のプレセールフェーズにあり、20日以内に分散型取引所(DEX)での上場が予定されている。今がSolaxyを買ってポートフォリオを分散させる最後のチャンスとなるかもしれない。
2. BTC Bull Token(BTCBULL)──ビットコインに連動するミームコインでBTCエアドロップを提供
BTC Bull Token(BTCBULL)は、Best Walletにトークンを保有することでビットコインのエアドロップ(無料配布)を受け取れる仕組みを提供している。このエアドロップは、ビットコインの価格が特定の水準(15万ドル、20万ドルなど)に達するタイミングで実施される予定だ。
At $125K BTC, BTCBULL will trigger its first token burn. 🔥
Less supply. Same hype. The charge is on! 🐂 pic.twitter.com/O218IzuwsE
— BTCBULL_TOKEN (@BTCBULL_TOKEN) May 27, 2025
このプロジェクトは、「ビットコインは最終的に100万ドルを超える」というビジョンを掲げ、ビットコイン支持者を巻き込みながらコミュニティを拡大している。
プレセールは2025年2月10日に開始され、すでに640万ドル(約9.9億円)以上が集まっている。現在のトークン価格は0.002535ドル(約0.40円)で、割安感があるとされている。
アナリストの見立てでは、2025年末にはトークン価格が0.006467ドル(約1.01円)に達する可能性があり、現在価格からのリターンは155%になる計算だ。
さらに2030年末までに価格が0.0497ドル(約7.72円)に達すれば、リターンは1,864%に達する可能性もある。
3. PancakeSwap(CAKE)──9チェーン対応、0.01%手数料の人気分散型取引所
PancakeSwap(CAKE)は、9種類以上のブロックチェーンに対応し、取引手数料が0.01%という低コストが魅力の分散型取引所(DEX)である。
同プラットフォームは、過去30日間で4.4百万人以上のアクティブユーザーと1億4,000万件以上の取引実績があり、22億ドル(約3,460億円)以上の資産がロックされている。
CoinMarketCapでは、直近7日間で25%の価格上昇を記録し、トークン価格は現在2.85ドル(約445円)に達している。時価総額は9.17億ドル(約1,430億円)を超え、HODLERS(長期保有者)は200万人以上にのぼる。
価格の上昇は現在も継続しており、購入のタイミングとして注目されている。
ビットコインのブル相場はどこまで続くのか
現在の世界的な状況を鑑みると、ビットコインの強気相場は当面続くと予想される。
むしろ、採用の拡大と投資家の信頼向上により、「ブル相場」という概念そのものが消え、「終わりなき強気の時代」に突入する可能性もある。
このような未来を見据え、Solaxy(SOLX)やBTC Bull Token(BTCBULL)のような有望な新規トークンでポートフォリオを多様化させることが重要となる。
ただし、これは投資助言ではなく、最終的な判断は各自のリサーチ(DYOR:Do Your Own Research)に基づいて行うべきである。
