
X(旧Twitter)で13万3,000人のフォロワーを持ち、XRPに関するチャート分析で知られる仮想通貨アナリストのアリ・マルティネス氏が、XRPの価格について「2ドル(約300円)を下回る水準を試している」と警告を発した。現在、XRPには1.60ドル(約240円)まで強いサポートが存在しないという。
現在、XRP価格は2.29ドル(約340円)前後で推移しており、過去数日間は2.20ドル(約330円)から2.40ドル(約360円)のレンジ内で横ばいの動きを続けている。
XRPが重要なサポートに直面:アナリストが30%下落の可能性を指摘
マルティネス氏が公開したURPDチャート(価格分布チャート)によると、XRPは現在、極めて重要な価格帯に位置している。特に2.28ドル(約340円)付近は、多くの投資家がXRPを購入した価格帯であるため、重要な水準だ。
一般的に、投資家は購入価格を下回らないように売却を控える傾向がある。しかし、もしXRPが2.28ドルを割り込んだ場合、さらなる損失を避けようとする売りが連鎖的に発生する可能性がある。
さらに懸念されるのは、2.00ドル(約300円)を下回った場合の展開だ。チャートによれば、2.00ドルから1.63ドル(約245円)の間では、XRPの保有者が少なく、いわゆる「エアギャップ」と呼ばれる買い支えの薄い空白地帯が広がっている。このため、2.00ドルを下抜けると、1.63ドル付近まで急落するリスクがある。
1.63ドル付近には、XRP全体の約1.8%が購入された履歴があり、一定のサポートが期待される水準だ。
トレーダーにとっては、今後2つのシナリオが考えられる。1つ目は、XRPが2.28ドルを維持し、価格が安定、または上昇に転じるパターン。2つ目は、2.28ドルを割り込み、2.00ドルを下抜けた場合にパニック的な売りが発生し、1.60ドル〜1.63ドル付近まで急落するケースだ。この下落幅は現在価格から見て約30%に相当する。
ただし、マルティネス氏の分析は合理的である一方で、1.60ドルへの30%もの急落にはXRP単体の要因以上の影響が必要となるだろう。これほど大きな下落は、過去2月のような市場全体の急落局面で発生しやすい。XRP単独でここまで急落することは稀であり、多くの場合は市場全体の流れに左右される傾向がある。
XRP以外で今、買うべき仮想通貨とは?
1月まで続いた強気相場では、XRPはミームコインに劣後する場面が多かった。例外は、XRPが0.50ドル(約75円)から3.30ドル(約495円)まで急騰した2023年11月〜12月である。
現在、注目を集めているのがSolaxy(ソラクシー)だ。単なるミームコインではなく、実用性も備えている点で評価されている。SOLXトークンは現在、プレセール中で、すでに約2,700万ドル(約40億5,000万円)を調達しており、価格は0.001668ドル(約0.25円)と割安だ。
ソラクシーは、Solana(ソラナ)のレイヤー2(L2)ソリューションであり、Ethereum(イーサリアム)向けのPepe Unchained(ペペ・アンチェインド)と似た役割を持つ。ペペ・アンチェインドは、2023年12月のローンチ後に価格が8倍となった実績があり、ソラクシーにも同様のポテンシャルが期待されている。
さらに、著名な仮想通貨インフルエンサーも注目を始めている。例えば、5万9,000人のフォロワーを持つ「CryptoBoy(クリプトボーイ)」は「今最も100倍を狙えるプロジェクト」としてSOLXを紹介している。
ソラクシーは、ソラナのネットワーク混雑やスケーリング問題を解決するために設計されている。ソラナとイーサリアム間の資産移動を容易にし、処理速度やセキュリティも強化する。
具体的には、取引の大部分をソラナのメインチェーンからソラクシーのL2ネットワークへオフロード(分散)する仕組みで、ネットワーク混雑時の負荷軽減を図っている。複数の取引をまとめて処理することで、手数料削減や処理能力の向上にも寄与する。
リアルタイムでネットワーク状況を監視するツールも備えており、ボトルネックの発生を未然に防ぐ。また、L2でありながらも、第三者監査によって確認された高いセキュリティ基準を維持している。
現在のプレセール価格を考慮すると、SOLXは魅力的な投資先と言えそうだ。
