公式Trump(TRUMP)コインは本日18%以上上昇し、約8.40ドル(約1,270円)で取引されている。この急騰により、過去24時間で最も好調な主要ミームコインとなった。その背景には明確な材料がある。
トランプ前大統領が米中貿易合意の最終化に楽観的な見方を示したことが直接の要因とみられ、これがリスク資産全般の上昇を後押ししたと考えられる。さらに、オンチェーンデータによれば過去24時間でクジラ(大口投資家)による買い集めも確認され、TRUMPの上昇圧力を強め、CoinMarketCapでトップゲイナーの地位を固めている。まさに「物語主導型のモメンタム」の典型といえる。
TRUMPのような主要ミームコインが大幅に上昇すると、資金がミームコイン市場全体に流入する傾向がある。そこで現在注目を集めつつある3つのトークンを紹介する。今週投資先として有望視される可能性のある銘柄だ。
1. AI Companions(AIC)
AI Companions(AIC)は0.384ドル(約58円)で取引されており、9月以降20%上昇している。BNBチェーン上に構築されたミームコインで、カスタマイズ可能なAIコンパニオンという実際のプロダクトと結びついている。いわば「仮想の友人」や「会話できるアシスタント」として機能する。

AICが注目を集める理由はいくつかある。すでにHTXなど主要な中央集権型取引所(CEX)に上場しており、小口投資家にも幅広くアクセス可能だ。また、2026年まで続くロードマップには、ユーザー生成コンテンツやゲーミフィケーション、さらにはスマートホームとの統合も含まれている。
AIを活用したソーシャル体験のエコシステムにおける「通貨」となることを目指しており、そのスケールの大きさが高い成長余地につながる可能性がある。ただし高度なAI技術の構築は難易度が高く、ロードマップの遅延は期待を冷ますリスクとなる。それでも、今注目すべきミームコインの一つとしてAICは有力候補だ。
2. Maxi Doge(MAXI)
多くのミームコインが漠然としたユーティリティを掲げる中、Maxi Doge(MAXI)は明確な方向性を持っている。すなわち、先物トレーダー向けのミームコインだ。現在プレセール中で、すでに380万ドル(約5億7,500万円)を調達している。MAXIは取引とレバレッジを中心にアイデンティティを築こうとしている。

戦略の中核は2つある。第一に、コミュニティ向けにUSDTやMAXIを報酬とした週間取引コンペティションを実施し、継続的な参加を促す仕組みを整える。第二に、MAXIを無期限先物取引プラットフォームに統合する計画だ。これが実現すれば、トレーダーはMAXIを最大1,000倍のレバレッジでロング・ショートでき、単なる投機対象からコミュニティ内のネイティブ金融商品へと進化する可能性がある。
現在、プレセールでは1トークンあたり0.0002655ドル(約0.04円)で購入でき、年利80%のステーキングも可能だ。ETH、USDT、USDC、BNB、さらにはクレジットカード決済にも対応している。必要なのは対応するウォレットのみだ。
トレーダーにとっては、チームが約束する「ハイオクタンな取引エコシステム」を実現できるかどうかの賭けである。もし成功すれば、MAXIは多くの投機的トレーダーにとって主要な資産となるだろう。
3. PEPENODE(PEPENODE)
PEPENODE(PEPENODE)は、従来の「盛り上がりだけ」に依存するモデルとは異なり、Web3ゲームに「Mine-to-Earn(マイン・トゥ・アーン)」の仕組みを組み込み、トークンエコノミクスと結びつけている。プレイヤーはブラウザ上で仮想マイニングノードを建設・アップグレードし、その過程でPEPENODEトークンを消費して暗号資産報酬を得る。

特徴的なのは、アップグレードに使われたPEPENODEトークンの最大70%が永久にバーンされる点だ。これにより、ユーザー参加が直接的に供給減少(デフレ圧力)を生み出す。プレイヤーが増え、アップグレードが繰り返されるほど流通量は縮小する。
プロジェクトの将来性はこのバーン率にかかっている。アレッサンドロ・デ・クリプト氏などのアナリストは、PEPENODEが熱心なプレイヤー基盤を獲得できると予想しており、需要主導の希少性が価格上昇につながる可能性を指摘している。
さらに、現在はステーキングプロトコルが稼働しており、プレセール購入者には649%という高利回りが提供されている。すでに12億枚以上のトークンがロックされており、初期段階から強い支持が示されている。
最終的にPEPENODEは、今買うべき有力なミームコインの一つとなり得る。まだ初期段階ではあるが、約200万ドル(約3億円)のプレセール資金を調達している点からも、その潜在力を投資家が認識していることがうかがえる。






