ドージコイン 今後の価格見通しは弱気に傾いている。ミームコイン市場全体の下落が続く中、ドージコインは重要な価格帯を割り込み、投資家心理の悪化が鮮明になっている。
ドージコインは過去30日間で約9%下落した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを実施した後も市場心理は改善せず、価格は主要サポートを下回る展開となった。
年初来では下落率が58%を超え、時価総額上位10銘柄の中で最もパフォーマンスが低い。市場資金がミームコインからビットコイン(BTC)やリップル(XRP)といった相対的に安定した銘柄へ移動した影響が大きい。
同様の資金流出は他のミームコインにも及んでいる。ペペ(PEPE)は約80%、ボンク(BONK)は約74%下落し、カテゴリー全体が調整局面にある。
一方、直近24時間の取引量は約19%増加し、10億ドル(約1500億円)を超えた。流通時価総額の4%以上を占める水準で、価格は1%下落している。
🚨 $DOGE/4-hour
A bearish Rising Wedge with a breakdown appears on the #Dogecoin H4 chart, targeting a revisit to the $0.12 level.
Note: Invalidation can occur if $DOGE stays above the $0.135 level. pic.twitter.com/NzunqxEYpx— Trader Tardigrade (@TATrader_Alan) December 23, 2025
暗号資産トレーダーのアラン・ターディグレードは、上昇ウェッジ形成が確定した場合、ドージコインはさらに下落する可能性があると指摘した。
上昇ウェッジは弱気継続を示すチャートパターンであり、ドージコインの場合、次の下値目標は0.12ドル(約18円)となる可能性がある。これは現水準から約8%の下落余地を示す。
ドージコイン 今後:0.14ドル回復が調整回避の分岐点
日足チャートでは、ドージコインが0.14ドルの水平サポートを明確に割り込んだ。現在は同水準を下から試す動きが続いている。

価格は10月初旬から形成された下降チャネル内で推移しており、戻り局面でも上値は限定的だ。ただし、0.13ドルを維持し、再び0.14ドルを回復できれば、弱気シナリオは否定される。
それでも中期的なトレンド転換には0.16ドル超えが必要となる。この水準を上回らなければ、本格的な回復局面入りは難しい。
ミームコイン不調の中で注目集める新興プレセール
ミームコイン市場が低迷する一方で、Maxi Doge(MAXI)のような新興プレセールが投資家の関心を集めている。同プロジェクトはすでに400万ドル(約6億円)以上を調達した。

Maxi Dogeはトレーダー中心のコミュニティ形成を掲げ、「トレーダー向けドージコイン」を目指すミームコインだ。参加者は取引競争イベントや報酬制度を通じて、コミュニティ活動に関与できる。
また、限定フォーラムを通じて相場分析や戦略を共有できる点も特徴となっている。購入は公式サイトからウォレット(Best Walletなど)を接続し、USDTやETH、またはクレジットカードで行える。






