
スウェーデンの資産運用会社Virtuneは、フィンランド市場でAvalanche(AVAX)とCardano(ADA)の上場取引型金融商品(ETP)をローンチした。
これまで同社は、Bitcoin(BTC)、Solana(SOL)、XRPのETPに加え、上位10銘柄に一括で投資できる「Crypto Altcoin Index ETP」も提供している。
米国最大のBTC ETF発行会社であるBlackRockは、現在欧州市場でのBTC ETPローンチを準備中と報じられている。
欧州の投資家の間で仮想通貨への関心が高まりつつあり、これは強気相場がまだ終わっていないことを示唆している。
VirtuneのETPは、AVAXとADAの普及を加速させ、さらなる価格上昇を促す可能性がある。また、他の資産運用会社に対してもアルトコイン関連商品の開発を促す前例となるだろう。
こうした動向を受け、今注目すべき5つの有望なコインを紹介する。
Solaxy(SOLX)– SolanaとEthereumを橋渡しし、効率を向上
Solanaエコシステムのトークン市場規模は、先月だけで120%も成長した。一方で、Solanaのネットワークはこの急激なトラフィック増加に十分対応できる状況ではない。
仮想通貨おすすめの1つであるSolaxy(SOLX)は、一部の取引をLayer-2チェーンに移行することでSolanaの負荷を軽減し、この課題を解決する可能性がある。さらに、SolanaとEthereumを接続する初のハイブリッドLayer-2ソリューションでもある。
Solaxyの目標は、取引処理の高速化、手数料の削減、ネットワーク混雑の解消だ。これにより、Solana上でのプロジェクト開発が活発化し、ユーザー体験の向上が期待される。
ネイティブトークンであるSOLXは現在プレセール中で、価格は$0.001626となっている。ただし、23時間後には値上がり予定だ。これまでに1,820万ドル(約27億円)が投資され、50億枚のトークンが年率222%でステーキングされている。
MIND of Pepe(MIND)– データ駆動型の洞察でコミュニティを強化
自律型エージェントは、AI技術の新たな進化形だ。従来のボットとは異なり、AIエージェントは自ら意思決定を行い、問題を解決し、学習する能力を備えている。
It Is Pepe’s World Now. $MIND pic.twitter.com/x63eC7VtKn
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) February 6, 2025
MIND of Pepe(MIND)は、この次世代技術とインターネット上で人気の高いPepe the Frogを組み合わせたプロジェクトだ。
このAIエージェントは、仮想通貨のデータアグリゲーターやSNSの情報を分析し、市場動向や投資家心理を把握する。
これにより、リアルタイムで客観的な取引インサイトを提供し、ユーザーとの対話や独自トークンの発行を行うことが可能となる。
MINDのトークン保有者は、このAIエージェントの知識に独占的にアクセスできるほか、ガバナンス権も持つ。
現在の価格は$0.0032662であり、主要取引所への上場が確定すれば、大きな値上がりが期待される。
Best Wallet Token(BEST)– 急成長するウォレットエコシステムで特典を提供
Best Walletは、現在市場で最も急成長している仮想通貨ウォレットの1つであり、2026年までに市場シェア40%の獲得を目指している。
このノンカストディアル型ウォレットは、資産の保管、購入、売却、交換、ステーキングを複数のブロックチェーンでシームレスに実行できる。
中でも特に注目すべき機能が「トークンローンチパッド」だ。これにより、最も有望なプレセール案件を一つのアプリ内で見つけることができる。
BESTのプレセールは好調なスタートを切り、すでに9,200万ドル(約137億円)の資金を調達している。その多くはプラットフォームの開発に充てられる予定だ。
BEST保有者は、より高いステーキング報酬、低い取引手数料、ガバナンス権といった特典を受けられる。
現在のトークン価格は$0.023875であり、13時間後に値上がり予定のため、今が購入の好機と言えるだろう。
Litecoin(LTC)– 米国でのETF承認が期待される次の候補
Litecoin(LTC)は、2024年にかつての高値を回復できなかったが、2025年は状況が変わる可能性がある。
その主な理由は、米国および欧州市場でのLTC ETP(上場取引型金融商品)の新規承認だ。
LitecoinはBitcoinのハードフォークであり、基本的な構造を共有しつつ、ブロック生成時間の短縮や異なるハッシュアルゴリズムを採用している。
そのため、「デジタルゴールド(BTC)」に対する「デジタルシルバー」とも呼ばれる。
最近、米国の資産運用会社Canary CapitalがLTC ETFの申請を行い、米証券取引委員会(SEC)が第1段階の審査を迅速に進めたことが報じられた。
この流れを考慮すると、早ければ春にもLTC ETFがローンチされる可能性がある。
また、LTCはVirtuneの「Crypto Altcoin Index ETP」にも含まれており、これはナスダック・クリプト・インデックス・ヨーロッパの厳格な基準を満たしているためだ。
Uniswap(UNI)– 機関投資家の資金流入で復活の可能性
Uniswapは、世界最大の分散型取引所(DEX)であり、累積取引量は2兆ドル(約300兆円)を超えている。
そのネイティブトークンであるUNIも、Virtuneの「Crypto Altcoin Index ETP」に採用されており、現在の時価総額は56億ドル(約8350億円)だ。
UNIの価格は、2021年の史上最高値($44.97)から-79.24%下落している。しかし、VirtuneのETPのような機関投資家向け商品を通じた資金流入が、トークンとUniswapエコシステムの回復を促す可能性がある。
さらに、BitwiseがSECに類似のインデックスファンドを申請しており、そこにもUNIが含まれている。もし承認されれば、UNIの米国市場での採用が大幅に進むだろう。
まとめ
アルトコインETPの登場は、それぞれのエコシステムと仮想通貨市場全体に機関投資家の資金を呼び込む。長期的には、これが市場の発展を促し、一般投資家の信頼を高めることにつながるだろう。
また、この流れはSolaxyやBest Wallet Tokenのようなプレセール案件にも波及し、より幅広い投資家層を引き寄せる可能性がある。
ただし、どの仮想通貨に投資する際も、必ず自己調査(DYOR)を行うべきである。強固な基盤を持つプロジェクトであっても、必ずしも利益を保証するものではない。
