ゴールドの上昇相場はついに息切れの兆候を見せ、投資家は利益をビットコインやアルトコインに移しつつある。
金価格は2024年10月21日に5.7%下落し、これは2013年4月以来の1日で最大の下げ幅となった。翌22日には下げ幅を拡大し、約9%安の4,000ドル(約61万円)まで下落。その後は反発し、記事執筆時点では4,120ドル(約62万9,000円)で取引されている。
一方、ビットコインはゴールドに対して底打ちの兆候を示しており、強さを見せている。投資家がゴールドから資金を移す中、次の暗号資産(仮想通貨)の強気相場が近づいている可能性がある。ビットコインが大きな上昇余地を持つと見られる一方で、アルトコインが再び主役となる可能性もある。特にクジラ(大口投資家)の需要が強いEthereum、Hyperliquid、Chainlink、そしてBitcoin HyperやMaxi Dogeといった小型銘柄は、今買うべき有望なアルトコインとされている。
投資家はゴールドから暗号資産へシフト
ビットコインとゴールドの取引ペアは底打ちの兆候を示しており、投資家がゴールドから暗号資産へシフトしていることを示唆している。
まず、BTC/Goldは25の水準でダブルボトムを形成しており、これは4月にビットコインの上昇を引き起こしたサポートと同じ水準である。さらに、オンバランスボリューム(出来高指標)との間で強気のダイバージェンスも確認され、数週間以内に反転上昇が起こる可能性を示している。

アナリストのMerlijn the Traderは、金価格との相関関係を根拠にビットコイン価格が16万ドル(約2,440万円)に達する可能性があると指摘している。ただし、年末にかけてはアルトコインがビットコインを上回るパフォーマンスを示すと予想されている。
今買うべき大型アルトコイン:ETH、HYPE、LINK
専門家の助言はシンプルだ。「資金の流れを追え」というものである。クジラの購入動向を追跡することで、市場全体を上回る暗号資産を見極められる。
実際、Ethereumはクジラによる大規模な買いが続いている。ウォレットアドレス「0x395」は1ETHあたり3,854ドル(約58万8,000円)で12,000ETHを購入し、総保有額は2億6,400万ドル(約403億円)を超えた。また、新たなクジラ「0x86E」は3,250万ドル(約49億6,000万円)相当のETHを取得している。
Whales keep buying $ETH!
A newly created wallet 0x86Ed withdrew 8,491 $ETH($32.47M) from #OKX in the past 3 hours.https://t.co/85mYx7Cors pic.twitter.com/1X0i5mBC5e
— Lookonchain (@lookonchain) October 23, 2025
同様に、Chainlink(LINK)も積極的に買い集められている。ウォレット「0xf386」と「0xe8aa」はそれぞれ100万ドル(約1億5,300万円)以上のLINKを購入し、過去1か月で保有額は1,900万ドル(約29億円)と534万ドル(約8億1,700万円)に達した。
さらに、Hyperliquid(HYPE)でもクジラが強気のポジションを構築している。ウォレット「0x082e」は約4,000万ドル(約61億円)のロングポジションを保有しており、木曜日の価格上昇で83万ドル(約1億2,700万円)の含み益を得ている。
Bitcoin HyperとMaxi Doge──有望な小型アルトコイン
クジラは大型銘柄だけでなく、高い成長余地を持つ小型アルトコインにも積極的に投資している。
例えば、新しいビットコインのレイヤー2銘柄であるBitcoin Hyper(HYPER)には、50万ドル(約7,600万円)、31万ドル(約4,700万円)、20万ドル(約3,000万円)といった規模のクジラ買いが入っている。専門家はBitcoin Hyperを、DeFiアプリ、決済プロトコル、ミームコインの新たな拠点になり得る存在と見ている。
同プロジェクトはSolana Virtual Machineの統合やゼロ知識技術を採用しており、低コスト、即時確定、高いプログラマビリティを求める開発者にとって注目のローンチパッドとなっている。強いクジラ需要、小型時価総額、分散型トークノミクスや高いステーキング報酬といったファンダメンタルズを背景に、トップアナリストはHYPERの上昇余地に強気だ。早期投資家は10倍以上のリターンを期待している。
また、Dogecoinの代替として登場したMaxi Doge(MAXI)も有望な小型アルトコインの一つだ。Dogecoinの「より過激で鍛え上げられたバージョン」と自称するこの新たなミームコインは、若い投資家が22歳で引退できるよう支援することを目標に掲げている。ジムと暗号資産市場の両方で大きな利益を狙う投資家向けに設計されている点が特徴だ。
このユニークなテーマはクジラの注目を集め、ある大口投資家は1日で60万ドル(約9,100万円)分のMAXIを購入した。プレセールは短期間で約400万ドル(約61億円)を調達しており、その勢いを示している。HYPER同様、Maxi Dogeも「次の100倍銘柄」と目されており、マルチバガー投資先として注目されている。
免責事項:本記事は投資助言ではない。暗号資産はリスクが高いため、投資にあたっては各自で十分な調査を行うこと。






