
イーロン・マスク氏が、X(旧Twitter)上で分散型取引所(DEX)を立ち上げる計画を進めているとの報道が浮上した。
このニュースは、暗号資産(仮想通貨)リサーチャーのアトラス氏がX上で投稿したもので、数億人規模のユーザーが暗号資産の世界に参入する可能性を示唆している。
本記事では、マスク氏のDEX構想の詳細と、それが暗号資産市場にもたらす影響、さらに今後注目すべきアルトコインについて解説する。
マスク氏の金融分野で最も大胆な一手
X上でネイティブDEXを構築することで、マスク氏は同プラットフォームを「万能アプリ」へと進化させようとしている。この構想は、過去に同氏が公言していた目標とも一致する。
さらに、XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏も、アプリ内チップ機能や決済、投資機能の導入が進行中であると明かしており、Xが本格的な金融エコシステムへと変貌する可能性は高い。
実現すれば、ユーザーは自らの資産を完全に管理できるようになるほか、手数料の低下、そしてステーブルコイン(価格が安定した暗号資産)、BTC、ETHなどのトークン化資産をXアプリ内で直接取引できるようになる。
現時点でマスク氏が正式にDEX構想を発表したわけではないが、X上には既に関連コードのGitHubスニペットが発見されており、開発が進行していると考えられる。
DEX構想が暗号資産とアルトコインにもたらす影響とは
月間アクティブユーザー6億5,000万人以上を抱えるXにDEXが統合されれば、暗号資産の認知度と普及率は飛躍的に高まるだろう。
これにより、サードパーティ製の暗号資産アプリやウォレットを利用する必要がなくなり、一般のユーザーにとっても暗号資産へのアクセスが容易になる。
多くの人々がアルトコインの取引に慣れることで、投資対象としての可能性も理解され、注目度と取引量がさらに増加することが見込まれる。
また、マスク氏の影響力も無視できない。例えば数週間前、同氏が「Kekius Maximus」というキャラクターが登場するゲーム映像を投稿したことで、KEKIUSトークンが瞬時に急騰した事例がある。
そのため、マスク氏のDEX上で特定トークンがサポートされたり言及されたりするだけで、その銘柄が急騰する可能性もある。
こうした背景を踏まえ、以下では今のうちに注目しておきたいアルトコインを紹介する。
1. Snorter Token(SNORT)──次に急騰が期待される高機能トレーディングボット搭載の注目銘柄
Snorter Token(SNORT)は、Telegram上で稼働する高機能なトレーディングボットによって注目されている新興銘柄である。
このSnorter Botは、セキュリティが高く、ユーザー体験にも優れた設計となっており、最大の特徴は新規ミームコインに対する流動性のスナイプ機能にある。
通常、新たにローンチされたミームコインの流動性は、機関投資家が専用ツールを使って一瞬で吸い上げてしまうため、個人投資家が手動で参入するのは困難だ。
しかし、Snorter Botを使えば、上場直後の銘柄に即座にアクセスでき、初動の価格上昇による利益を狙うことが可能になる。
さらに、SNORTトークン保有者には0.85%という低い取引手数料が適用される。これは業界平均である1%と比較しても明らかに割安である。
セキュリティ面でもSnorter Botは万全で、Solanaの非公開RPCインフラを用いたスワップルーティングや、MEV(最大抽出価値)攻撃対策リレーなどにより、サンドイッチ攻撃やスキャムからユーザーを守る。
現在、SNORTトークンはプレセール中で、1トークンあたり0.0961ドル(約15円)で購入可能。これまでに116万ドル(約1億8,000万円)以上を調達している。
2. Best Wallet Token(BEST)──DeFiを革新する非カストディアル型ウォレット銘柄
Best Walletは、無料で使える暗号資産ウォレットであり、新規ミームコインのプレセールにアプリ内から直接参加できる機能など、DeFi体験の質を大きく向上させることを目指している。
このウォレットはBest Wallet Token(BEST)によって支えられており、自身で資産を管理する非カストディアル方式を採用している。つまり、取引所や企業がユーザーの資産にアクセスすることはない。
また、FireblocksのMPC-CMP技術を使った暗号化や、2要素認証・生体認証などの高度なセキュリティ対策も導入されている。
Best Walletは、今後数年で市場規模15億ドル(約2,250億円)に達すると予測される非カストディアル型ウォレット市場の40%のシェア獲得を目指している。
この成長機会を逃さないためには、BESTトークンの早期購入が有効だ。現在はプレセール中で、1トークンあたり0.025215ドル(約4円)で提供され、すでに1,340万ドル(約20億円)以上を調達している。
3. XRP(XRP)──上昇局面に差し掛かる大手銘柄
XRPは時価総額で第4位に位置する主要銘柄であり、ここ数カ月間にわたって価格が横ばい状態にある。
暗号資産トレーダーのCrypto Beast氏(X上)などの見解によれば、現在のレンジを抜ければ価格が300%上昇し、8ドル(約1,200円)に達する可能性がある。なお、XRPは現在約2.11ドル(約320円)で推移している。
強気な見通しの背景には、カナダ・オンタリオ証券委員会(OSC)によるXRP現物ETF(上場投資信託)の承認がある。このETFは、トロント証券取引所(TSX)で間もなく取引開始される予定だ。
さらに、1,000,000XRP以上を保有する「クジラ」アドレスは現在2,700件に達しており過去最多である。また、1日あたりのアクティブアドレス数も従来の35,000~40,000件から、現在は295,000件に急増している。
まとめ
イーロン・マスク氏がXに分散型取引所(DEX)を導入し、金融とコミュニケーションの垣根を取り払う構想を進める中、Web3や分散型金融(DeFi)への参入者は今後急増する可能性がある。
この動きは、Snorter Token(SNORT)やBest Wallet Token(BEST)といった将来性のある銘柄への関心を高め、次なるアルトコインラリーの原動力となるかもしれない。
もっとも、暗号資産投資には価格変動のリスクが伴うため、投資判断を下す前に必ずご自身で調査を行うことが重要である。
