暗号資産市場は現在、ひと休みの局面にある。先週、ビットコインが過去最高値の124,000ドル(約1,870万円)を突破した後、健全な利益確定の動きにより114,000ドル(約1,720万円)を下回る水準まで押し戻された。
短期的な清算が見出しを賑わせる一方で、賢明な投資家はこうした局面こそ新たな機会を探す好機だと理解している。その代表例が仮想通貨のプレセールである。
プレセール銘柄はまだ市場に上場していないため、その価値は価格チャートの短期的な変動ではなく、ロードマップやコミュニティの支持に左右される。ここでは、今の環境で成長が期待される3つのプロジェクトを紹介する。
1. Bitcoin Hyper(HYPER)
もしビットコインの堅牢なセキュリティと、Solanaのような高速ブロックチェーンの処理能力を組み合わせることができたらどうだろうか。そのシンプルだが強力な発想から誕生したのが、Bitcoin Hyper(HYPER)である。これはビットコインの可能性を「価値の保存」からさらに広げることを目的とした新しいレイヤー2ネットワークだ。

最大の特徴は、ビットコインとSolana Virtual Machineを直接統合した初のレイヤー2である点だ。ビットコインを「世界で最も安全な金庫」とするなら、Bitcoin Hyperはその中身をDeFi(分散型金融)、暗号資産ゲーム、RWA(現実資産)、その他のユースケースで活用するための高度な物流システムといえる。
この仕組みにより、ビットコイン単体では実現できないプログラマビリティが加わる。ネイティブトークンのHYPERは、取引手数料の支払いに利用されるだけでなく、年間101%のステーキング利回りを提供する。
すでに投資家からの信頼も厚く、1,080万ドル(約16億3,000万円)以上を調達している。さらに、アナリストのBorch Cryptoも強気な見通しを示しており、今年注目のプレセール銘柄の一つとなっている。
2. Maxi Doge(MAXI)
次に紹介するのは、暗号資産の対極に位置するミームコインの分野だ。ミームコインの世界では犬のモチーフが圧倒的な人気を誇るが、Maxi Doge(MAXI)はそのコンセプトを新たな次元へと進化させている。

MAXIは、エネルギッシュでアグレッシブなマスコットを掲げ、「高強度な投資家」や「クリプト筋トレ愛好者」のための“Doge”を標榜する。その魅力は価格の動きにも表れている。多くのミームコインが今回の調整局面で売られる中、MAXIのプレセールは順調に資金を集め続けている。
これまでに120万ドル(約1億8,100万円)以上を調達済みで、現在は1トークンあたり0.000253ドル(約0.037円)で購入可能だ。この価格は、年内に取引所へ上場後10倍以上になると予測する声もある。
さらに、初日から利用できるステーキングプールが用意されており、225%のAPY(年利換算利回り)を得られる点も特徴だ。加えて、X(旧Twitter)やTelegramでの話題性が高まっており、プレセール成功の追い風となっている。
3. SUBBD(SUBBD)
最後に紹介するのは、ミームの領域を超えてクリエイターエコノミーに挑むSUBBD(SUBBD)である。本プロジェクトは、AIとブロックチェーン技術を活用し、コンテンツ制作者とコミュニティに権限を取り戻すことを目的としている。

Patreonのような従来型プラットフォームを「旧来のレコード会社」とするなら、SUBBDは企業の仲介を排除し、制作者が直接収益を得られる新しい仕組みを提供する。AIが生成するスクリプトやビジュアルを備えたスタジオ機能に加え、暗号資産によるサブスクリプションや投げ銭で直接収益を得られる仕組みを整えている。
利用者にとっては、SUBBDトークンがエコシステムの中心的な役割を果たす。プレミアムコンテンツへのアクセス、割引、ロイヤルティ報酬などが得られるだけでなく、トークンをステーキングすれば固定20%のAPYを受け取れる。
すでに100万ドル(約1億5,000万円)以上を調達しており、1トークンあたり0.056225ドル(約8.5円)という低価格で購入可能だ。巨大なクリエイター経済に直結するプレセール銘柄を探している投資家にとって、有力な候補となるだろう。






