
ビットコイン(Bitcoin)は、分散性、安全性、不変性において常に業界の基準とされてきたが、構築面では「遅さ」と「制限」が課題とされてきた。
しかし、状況が変わり始めている。Bitcoin Hyper(HYPER)はICO(仮想通貨による資金調達)でわずか5日間で100万ドル(約1億5,700万円)を突破し、ビットコイン初の本格的なレイヤー2(拡張レイヤー)として注目を集めている。これはSolana(ソラナ)の仮想マシン(SVM)を活用した新たな実行層であり、サイドチェーンや妥協的な構造ではなく、ビットコイン上で本格的に動作する。
2025年6月16日時点で、この独自スケーリングプロジェクトは130万ドル(約2億円)を調達済みだ。Bitcoin Hyperは、ビットコインにこれまで欠けていた要素──高速かつ低コストのトランザクション、スマートコントラクト、ミームコイン、分散型アプリケーション(dApps)、分散型金融(DeFi)──をもたらす。
これは、ビットコインに「フラッシュのスピードスーツ」を着せるようなもので、コアの強みを損なわない。現在、プレセール中のHYPERトークンは1枚あたり0.011825ドル(約1.86円)で購入可能だが、8時間後には次の資金調達フェーズに移行し、価格が上昇する予定である。
ソラナの速度とビットコインの安全性を融合したチェーン
Bitcoin Hyperは、ソラナの実行層を基盤としつつ、ビットコインのベースレイヤーにセキュリティを委ねるモジュラー型レイヤー2チェーンである。
このハイブリッド設計により、ソラナの2,000件/秒以上の高速処理能力と、ビットコインの高度な分散性・信頼性の両方を実現している(参考:ビットコインは約7件/秒)。
Bitcoin Hyperの特長は以下のとおりだ。
- ほぼゼロ手数料での高速なBTC送金
- dApps、DeFi、ミームコインへのネイティブ対応
- ゼロ知識証明(ZKプローフ)、ライトクライアント、SVMエンジンによるスムーズなユーザー体験
仕組みは次のように動作する。
ブリッジイン:
ユーザーはBTCをスマートコントラクトに預ける。システムはビットコインのブロックデータを直接検証し、確認後、Bitcoin Hyper上にラップされたBTCが発行される。
レイヤー2上での活用:
このBTCは、ステーキング、取引、ファーミング、送金に利用でき、ソラナ並みのパフォーマンスを提供する。
ブリッジアウト:
元のBTCに戻したい場合は、ラップされたトークンをバーン(焼却)することで、オリジナルのBTCが安全にメインネット上で戻される。
安全な決済:
トランザクションはまとめられ、ゼロ知識証明で検証され、ビットコインに再度コミットされるため、検証可能かつ分散性が保たれる。
これにより、ビットコインは「価値保存」や「決済手段」としてだけでなく、「プログラム可能」「スケーラブル」な次世代Web3基盤へと進化する。
HYPERトークンの保有は、スケーラブルなビットコインの未来に参加すること
HYPERトークンは、単なるガス代や一時的な役割にとどまらず、Bitcoin Hyperのエコノミーそのものを支える中核である。トークンの移動、dAppの利用、スマートコントラクトの実行など、すべてがHYPERによって動いている。
EthereumのETHやSolanaのSOLと同様に、ネットワークが成長すればするほど、HYPERの需要も高まる構造だ。DeFi、ミームコイン、NFTマーケットプレイス、クロスチェーンブリッジなど、多様なアクティビティが想定されている。
実際、過去のレイヤー2チェーンの例としては、Arbitrum(ARB)が現在113万以上のアクティブウォレット、18億9000万件のトランザクション、約137億ドル(約2兆1500億円)のTVL(ロックされた資産総額)を誇る。
さらに、Coinbase(コインベース)のレイヤー2であるBaseは、TVLが約25億ドル(約3,930億円)に達し、100万以上のデイリーアクティブアドレスと1,000万件超のトランザクションを記録している。
こうしたデータは、実用性・スピード・拡張性が揃ったプロジェクトが爆発的に成長することを示している。
Bitcoin Hyperも同様の軌道を目指しており、長期保有者に対するリターンも期待される。ステーキングによるネットワーク報酬や、DeFiプロトコルや高利回り商品の利用に必要なトークン保有条件など、価値のある仕組みが整っている。
開発者向けにも、HYPERを使用することで助成金、エコシステムインセンティブ、手数料還元の対象となり、初期段階からの自発的な成長を促進する構造になっている。
このプロジェクトは、将来の採用を期待する段階ではなく、既に稼働しているレイヤー2としてビットコイン上で機能している。供給量が固定されており、需要が拡大し、プロトコルの各層での実用性が確立されている今、HYPERはビットコイン次世代インフラの経済的フロントランナーになる可能性を秘めている。
ビットコイン・ハイパーに「クジラ」が参入
Bitcoin Hyperが5日で100万ドルを突破したという事実以上に注目すべきは、6月某日に1件で約5万5,000ドル(約860万円)相当のHYPERトークンが一括購入された点だ。
この規模の集中購入は、いわゆる「スマートマネー」がプロジェクトに注目している証拠である。
クジラ(大口投資家)は、一般よりも情報面で先行し、慎重な調査を経て動くことが多く、その動きは市場の先行指標となり得る。
このような購入は単なる価格の押し上げではなく、舞台裏での強い確信の表れだ。トレンドに便乗するというよりも、「次なるビットコインインフラ革命」に先んじて参入する意志を示している。
プレセールは進行中──出遅れないために今がチャンス
Bitcoin Hyperのプレセールは現在進行中であり、HYPERトークンは現在1枚あたり0.011825ドル(約1.86円)で提供されている。これは上場予定価格0.012975ドル(約2.05円)よりも約9%割安となっている。
HYPERの総供給量は210億枚で、これはビットコインの最大供給量2,100万枚にちなんだ数字でもある。なお、プライベートセールやインサイダー向けの割当はなく、すべてのトークンは公開プレセールで透明に販売されている。
購入は公式サイトにアクセスすれば、ETH、USDT、BNB、クレジットカードを使って可能だ。
なお、購入後の管理にはBest Walletの使用が推奨されている。HYPERは同アプリの「Upcoming Tokens」セクションで既に表示されており、他の先行公開トークンにもシームレスにアクセスできる。
TelegramやXでBitcoin Hyperの最新情報を共有するコミュニティにも参加可能だ。
