公式トランプ（TRUMP）は過去7日間で16％上昇した。これは、大統領が人気暗号資産取引所バイナンス（Binance）の元CEOに恩赦を与えたことを受けた動きだ。
チャンポン・ジャオ（Changpeng Zhao、通称CZ）は米国でマネーロンダリング防止法違反により有罪判決を受け、数か月の禁固刑と43億ドル（約6,540億円）の罰金支払いを命じられていた。これは当時、米政府と世界最大の暗号資産取引所との決定的な決裂と見なされていた。
しかし、ドナルド・トランプ大統領はCZに再起の機会を与え、この構図を変えた。暗号資産コミュニティはこの知らせを歓迎し、4人の個人が元リーダーの像を建設。今週ワシントンで公開される予定だ。
この発表を受けて、トランプ大統領の公式ミームコインの価格は上昇し、取引量は過去24時間で170％増加。価格は8ドル（約1,220円）のレジスタンス水準に到達した。
取引量は流通時価総額の150％に達し、売買の圧力がともに強いことを示している。とはいえ、直近の上昇にもかかわらず、同トークンは依然として累計で5％の下落となっている。背景には、大統領による中国製品への関税を100％に引き上げるという予想外の決定がある。この政策はアルトコインシーズンの始動を一時的に狂わせ、暗号資産全体の急落を招き、TRUMPの回復を妨げた。
強気モメンタムが加速すればTRUMPは9.5ドルまで上昇の可能性
市場は現在、明日のFOMC（米連邦公開市場委員会）会合を注視している。FRB（米連邦準備制度理事会）が追加で0.25％の利下げを行うかどうかが焦点だ。
TRUMPは今回の値動きにより、10月初旬以来初めて8ドルを突破。これはCZ恩赦後に買い需要が高まったことを示している。ただし、この水準では売り圧力も強まり、長期間含み損を抱えていた投資家が損失を縮小するため利確に動いた可能性がある。
4時間足チャートでは200期間の指数平滑移動平均線（EMA）を上回り、長期的なトレンドが上向きとなった。この水準を維持できれば再び8ドルを試す可能性があり、突破すれば9.5ドル（約1,450円）までの上昇が見込まれる。これは最大36％の利益余地となるシナリオだ。
RSI（相対力指数）は買われ過ぎの水準に達しており、一時的な調整リスクを示唆する。ただし、同時に強い上昇トレンドを裏付けており、短期的には強気の見方が優勢とされる。
それでもトランプ関連のラリーは、今年注目されている有力な暗号資産プレセールの存在にかすむ可能性がある。その一つが、2,500万ドル（約380億円）を調達し、初の本格的なビットコイン・レイヤー2を構築するBitcoin Hyper（HYPER）だ。
Bitcoin Hyper（HYPER）プレセール──ビットコインに次世代のスピードを
Bitcoin Hyper（HYPER）は、ビットコインを加速させる初のレイヤー2プロジェクトである。取引遅延、高額手数料、プログラム可能性の欠如といった既知の課題を解決するため、より効率的なソラナ（Solana）ブロックチェーンを活用している。
この仕組みにより、ビットコインがWeb3、分散型アプリ（dApps）、スマートコントラクトに対応可能となる。投資家は「Hyper Bridge」を通じてBTCを送ると、即時性の高い最終性を持つサイドチェーン上で同等のトークンを受け取ることができる。
サイドチェーンでは利回り獲得、ステーキング、レンディング、さらにはミームコイン取引も可能だ。さらに、早期購入者は年利47％の高利回りステーキングプールに参加でき、HYPERの価格は段階的に上昇していくため、購入が早いほど有利な価格で手に入れられる。
アナリストは、大手ウォレットや取引所がこのソリューションを採用すれば、投資家の関心が急速に高まると一致している。
HYPERを次回の価格改定前に購入するには、公式Bitcoin Hyperサイトにアクセスし、ウォレットを接続すればよい。ETHやUSDT、または従来の銀行カードで購入手続きが可能だ。
