
米国のインフレ指標が予想を上回り、米中貿易合意によって投資家心理が改善したことで、市場に再びリスク志向の資金が流入している。その中で、XRPの未決済建玉(オープンインタレスト)は21億ドル(約3,250億円)に達し、2021年の大統領就任後の急騰期以来の水準に迫っている。
今週のXRPは20%近い上昇を記録し、5カ月にわたる下落トレンドからの脱却を果たした。この上昇により、XRPは「今買うべき仮想通貨」としての存在感を強めつつある。
未決済建玉、就任後ラリー期の水準に接近
仮想通貨分析プラットフォームCryptoQuant(クリプトクアント)のアナリスト、ボリス・ヴェスト氏によれば、バイナンス(Binance)におけるXRP先物のデータは、投機的な取引が市場に戻りつつあることを示している。
ピーク時の15億ドル(約2,320億円)には及ばないものの、現在のオープンインタレストは9億4,000万ドル(約1,450億円)となっており、大統領選後の上昇局面初期の水準に匹敵する。

この増加は、個人投資家の資金が市場に戻ってきていることを示唆している。加えて、最近まで市場を覆っていたFUD(不安・不確実性・疑念)が後退したことで、強気の動きが再び広がっている。
ヴェスト氏はまた、Taker Buy/Sell Ratio(買い・売り注文比率)が0.91であることにも言及しており、これは積極的な売り注文が市場に存在していることを意味する。一方で、価格の安定が続いていることから、これらの売り圧力が吸収されていると考えられる。
このような背景から、表面上は静かながらも水面下では着実な買い集めが進行しており、市場参加者が次の上昇に備えてポジションを取っている可能性が高いと同氏は分析している。
XRP価格分析:今後の上昇余地はどこまでか
今週の上昇は、XRPが長期にわたる下落ウェッジ(下降型のチャートパターン)をブレイクアウトしたことと一致している。現在の勢いが続けば、チャート上の目標価格は4ドル(約620円)となり、現在価格から約53%の上昇が見込まれる。
この見通しは、MACD(移動平均収束拡散法)の指標にも裏付けられている。MACDはシグナルラインを上回る推移を続けており、これは中期的な上昇トレンドの初期サインとされる。
ただし、急騰によりRSI(相対力指数)は69まで上昇しており、買われ過ぎの水準に近づいている。ここからさらに上昇が続けば、買い圧力が一時的に失速し、短期的な調整局面を迎える可能性もある。
とはいえ、短期的な下落はむしろ長期トレンドの安定化に必要なプロセスとも言える。2.50ドル(約390円)付近での横ばい推移は、次の上昇局面に向けた準備期間となるだろう。
今後の材料としては、2025年6月17日に予定されている米国におけるXRP現物ETFの承認期限が控えている。現物ETFは暗号資産市場への流動性と機関投資家の参入を促すと期待されており、実際にビットコインETFが開始された際には、新規投資資金の約75%を占めたとされる。
XRPのような上昇を先取りするために──注目の新興銘柄とは
現在、アルトコイン市場は活況を呈しているが、選択を誤れば直近4カ月で高値から大きく下落している銘柄も多く、利益を取り逃がすリスクが高い。
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