ドージコイン 今後の焦点は、ナスダック上場とメインストリーム金融進出に移っている。DOGEは大規模な清算で1月2021年以来の水準に戻ったが、現在0.20ドル(約30円)を維持し、短期的な調整リスクが残る一方、多くのアナリストは強気の価格予測を示している。
同時に、ウォール街の暗号資産への関心は強まっている。混乱の中で、ドージコイン財団の事業部門「ハウス・オブ・ドージ」は上場を果たし、DOGEを伝統的な金融と商取引にさらに近づけた。
ハウス・オブ・ドージがナスダック上場へ
ハウス・オブ・ドージは、大学向けゲーミング・配信企業Brag House Holdings(ティッカー:TBH)との逆買収によりナスダック市場に上場する。TBH株は発表前の2週間で40%超上昇しており、市場はすでに期待感を示している。
Brag House is making history! 🚀 We’ve signed a definitive merger agreement with House of Doge — the commercial arm of the Dogecoin Foundation — For the House of Doge to list on NASDAQ and bring payments, tokenization, gaming, and yield to crypto's most loyal community. pic.twitter.com/nLzcX6vkRW
— Brag House (@BragHouse) October 13, 2025
この動きは資金調達力を拡大し、グローバルな決済インフラ構築を加速させる可能性がある。同社はイーロン・マスク氏の顧問弁護士の支援も受けており、上場をユニバーサル決済手段化への一歩と位置付けている。
ゲームと暗号資産カルチャーの融合
Brag HouseはZ世代ゲーマーや大学eスポーツをターゲットとしており、暗号資産文化との親和性が高い。大会報酬やクリエイターペイアウトにDOGEを組み込むことで、日常的なユーティリティを拡大する狙いだ。
これにより、デジタルアイテム購入や投げ銭、参加費支払いなどマイクロトランザクションの領域でDOGEが利用される可能性が高まる。ナスダック上場による可視性向上は、機関投資家の参入も後押しする。
ドージコイン 今後の価格予測:1ドル到達の可能性
DOGEは0.20ドル割れで0.18ドルに下落した後反発した。RSIは38付近で弱気傾向を示すが売られ過ぎではなく、反発余地が残っている。0.22ドルを回復できれば0.30ドル、さらには0.50ドルを目指す展開も考えられる。

一方で0.18ドルを割り込むと0.15ドルが次の重要ラインとなり、ここを失えば下落基調が強まるリスクがある。現状は回復局面にあるが、出来高次第でシナリオは大きく変わる。
新たなミームコイン「Maxi Doge」の台頭
ただし市場の注目は「Maxi Doge」にも集まりつつある。イーサリアム上に構築されたこのプロジェクトは、ドージコインの文化を引き継ぎながら、改良されたトークノミクスと高利回りのステーキングを提供している。

すでに360万ドル(約5億4000万円)以上をプレセールで調達し、供給の40%を一般公開しているため、大口投資家による売り圧リスクを回避している。初期ステーカーは最大84%の年利を得ており、関心を一層高めている。
Maxi Dogeは次世代のミーム市場を牽引する存在として浮上しており、ドージコイン 今後のポジションを脅かす可能性もある。






