
ミームコイン市場には、さまざまな見解が飛び交っている。
ある専門家はドージコイン(DOGE)の暴落を予測する一方で、別の専門家は新たなミームコイン「MIND of Pepe(MIND)」に注目している。
現在プレセール中のMINDは、上場後に1ドル(約150円)に到達するとの憶測も広がっている。
ドージコイン価格予測 ― 専門家は0.05ドルへの暴落リスクを警告
世界最大のミームコインであるドージコインは、現在0.17ドル(約25円)付近で取引されている。
過去24時間では2%上昇したものの、過去1カ月で35%下落しており、その回復には程遠い状況だ。
さらに長期的に見れば、ドージコインは過去最高値から77%も下落している。
このように、短期的な上昇が見られるものの、市場全体は依然として弱気なムードが漂っている。
そうした中、暗号資産アナリストの@Altstreetbet氏がX(旧Twitter)に投稿した分析が、投資家心理を一層冷やした。
$DOGE is making corrective structure on macro here.
It will test back near 2021 lows again. Next buy zone for it will be near 0.05-0.07. In case it reclaims 0.2, then i might reconsider , but it won’t https://t.co/rxAo01PRmH pic.twitter.com/s947OgOEeS— ᴀʟᴛꜱᴛʀᴇᴇᴛ ʙᴇᴛꜱ (@AltstreetBet) March 10, 2025
同氏は、ドージコインの月足チャートが「修正局面」に入っていると指摘。これは、2021年の安値に近い水準まで下落する可能性を示唆している。
具体的には、0.05ドル(約7.5円)から0.07ドル(約10.5円)の間を買い場と見ているという。
なお、ドージコインが0.20ドル(約30円)を超えて上昇すれば、見解を再考すると述べつつも、現在のところは依然として悲観的な見方を崩していない。
一部のミームコインに上昇気配も、市場全体は依然弱気
ドージコインに暴落懸念が高まる一方、ミームコイン市場全体では一部に活気が戻ってきている。
主要な銘柄の多くが過去24時間で上昇しており、BONK(ボンク)やPEPE(ペペ)も大きく値を上げた。
さらにはFARTCOIN(ファートコイン)も26%の急騰を記録した。
これにより、ミームコイン全体の時価総額は500億ドル(約7.5兆円)目前に迫っている。
しかし、市場の弱気ムードが完全に払拭されたわけではない。
その背景にはいくつかの要因がある。
まず、ミームコインに対する熱狂がやや冷めつつあり、新たな資金流入が鈍化している。
資金が既存の銘柄間を行き来するだけで、大口投資家による利益確定売りが相次ぎ、市場の流動性が不足しているのだ。
加えて、暗号資産市場全体も一服感が漂っている。
経済情勢や貿易摩擦を巡る不透明感が続く中、多くの投資家が様子見姿勢を強めている。
こうした慎重なムードは、特に投機色の強いミームコインには逆風となりやすい。
新ミームコイン「MIND of Pepe」は1ドルへ急騰するか? プレセールで760万ドル調達
ミームコイン市場全体が不安定な中でも、注目を集めている新規プロジェクトが「MIND of Pepe」である。
同プロジェクトは現在プレセール中で、すでに760万ドル(約11億4,000万円)を調達している。
MINDトークンは現在1枚あたり0.0035518ドル(約0.5円)で購入可能だが、この価格は残り2日で終了する予定だ。
一部の初期投資家の間では、MINDが上場後に1ドル(約150円)にまで急騰するとの期待も高まっている。
これは約28,000%という驚異的な上昇率に相当する。
こうした急騰は現実離れしているようにも見えるが、過去にも小規模なミームコインが分散型取引所(DEX)上場後に同様の急騰を記録した事例はあるため、完全に不可能とは言い切れない。
さらに、暗号資産メディア「99Bitcoins」も「注目すべきミームコイン」としてMIND of Pepeを推奨している。
では、なぜこれほど期待されているのか。
それは、MIND of Pepeが暗号資産市場と連動する自律型AIエージェントを導入しているためだ。
このエージェントは、MINDトークン保有者に対してリアルタイムの市場インサイトや限定的な投資機会を提供することを目指している。
さらに、MINDトークンはステーキング(預け入れ)によって高利回り(APY)を得ることも可能だ。
ドージコインに対する悲観的な見通しがある一方で、MIND of Pepeには1ドル到達への期待が高まっている状況だ。
