イーサリアム(ETH)は8か月ぶりに4,000ドル(約59万2,000円)を突破し、金曜日にはこの節目を回復した。背景には、企業が財務資産の中核としてETHを活用する動きがある。
暗号資産取引所バイナンス(Binance)のデータによると、ETHは年初こそ低迷し、12月16日から4月9日にかけて4,107ドル(約60万8,000円)から1,385ドル(約20万5,000円)まで65%下落した。しかし、その後は反転し、1,385ドルから180%以上上昇。直近1か月でも60%以上の上昇を記録している。
この急伸は、ETHを財務保有する企業からの強い買い圧力が背景にある。6月以降、ファンドストラット(Fundstrat)のトーマス・リー氏が支援するBitMine Immersionや、ジョー・ルービン氏率いるSharpLink Gamingといった企業が、数十億ドル規模の株式・債券発行による資金で合計約200万ETHを取得した。
スタンダードチャータード銀行のデジタル資産調査責任者ジェフリー・ケンドリック氏は、こうした財務保有企業が将来的にETH総供給量の10%を保有する可能性があると指摘。また、今週初めの投資家向けメモで、これらの企業は米国のスポットETH ETF(上場投資信託)よりも「優れた投資先」になり得ると述べた。
暗号資産データ企業SoSoValueによれば、ETH ETFは5月以降12週連続で資金流入を維持し、7月には50億ドル(約7,400億円)以上を集めた。
さらに、米証券取引委員会(SEC)は火曜日、暗号資産のリキッドステーキング(預け入れによる報酬獲得)が証券法違反に当たらないと発表。これにより、ブラックロック(BlackRock)、フィデリティ(Fidelity)、ビットワイズ(Bitwise)などが申請中のETH ETFにおいて、ステーキング承認への道が開ける可能性がある。
イーサリアム価格予測:4,100ドルの抵抗を突破し4,500ドルを視野に
暗号資産デリバティブデータサイトCoinglassによると、ETHは過去24時間で1億3,674万ドル(約202億円)の先物清算が発生。このうち、ロングポジションが2,254万ドル(約33億円)、ショートポジションが1億1,420万ドル(約169億円)だった。
ETHは先週3,470ドル(約51万3,000円)付近でサポートを確保した後、約15%上昇し、2024年12月以来初めて4,000ドルを回復。現在は4,100ドル付近の歴史的な売り圧力と、2021年11月の過去最高値から続く下降トレンドラインという抵抗帯に挑んでいる。

4,100ドルを明確に突破すれば、新たな強気ペナントが形成され、4,500ドル(約66万6,000円)の抵抗まで上昇、その後は過去最高値4,868ドル(約72万1,000円)への挑戦も視野に入る。
一方で、3,470ドルのサポート維持が強気構造を保つ条件であり、この水準を週足終値で割り込むと、3,220ドル(約47万6,000円)の支持を経て心理的節目の3,000ドル(約44万3,000円)まで下落する可能性がある。
テクニカル面では、相対力指数(RSI)が買われ過ぎ領域に差し掛かり、ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)も6月以降買われ過ぎ水準に滞在している。これは強い上昇モメンタムを示す一方、短期的な反落リスクも高めている。
TOKEN6900($T6900)概要 ― 「腐敗なきトークン」
TOKEN6900($T6900)は「世界初のNon-Corrupt Token(腐敗なきトークン)」を掲げ、暗号資産業界が掲げる建前を皮肉たっぷりに覆すプロジェクトだ。

ロードマップもなければ、誇大な約束もなく、「AI搭載」などのホワイトペーパーの飾り文句もない。S&P500やSPX6900、そして「ファンダメンタルズ」という概念そのものを風刺し、SPX6900の供給量に1トークン上乗せして「客観的に優れている」と冗談交じりに主張している。
販売価格は0.006875ドル(約1.02円)で、すでに171万ドル(約2億5,200万円)以上を調達。7月18日には1万6,300ドル(約240万円)の購入もあった。保有者は年率36%のステーキング報酬を得られる(「ゼロユーティリティ」銘柄としては皮肉な特徴)ほか、クリップアートのイルカのマスコットが企業的ブランディングを拒絶する象徴となっている。
参加方法は簡単で、公式Token6900プレセールサイトにアクセスし、暗号資産ウォレットを接続してETH、USDT、BNB、またはカードで購入すれば、この「正直な不条理」の一部を手に入れることができる。






