
Googleの先進AIプラットフォームであるGemini AIは、複数の主要アルトコインが2025年後半にかけて著しい上昇を続ける可能性があると予測している。これは、現在の力強い市場動向に基づいた見解である。
2025年5月22日、ビットコイン(Bitcoin)の価格が過去最高の111,814ドル(約1,760万円)を記録したことが、仮想通貨投資家の間で再び注目を集めた。現在は106,659ドル(約1,680万円)前後で推移しており、最高値からわずか4.5%下落しているが、さらなる上昇が見込まれている。
この継続的な楽観ムードを受けて、アナリストの間では「2021年の強気相場を超える可能性がある」との見方も出ており、歴史的なアルトコイン上昇が期待されている。
Geminiは、技術的トレンド、マクロ経済指標、個別プロジェクトの進捗、規制環境の変化を総合的に分析し、今後数カ月で成長が期待される仮想通貨をいくつか挙げている。
XRP(リップル):国際送金銘柄は7倍の急騰となるか
GeminiによるAI主導の分析では、XRPの価格が2025年末までに最大で15ドル(約2,360円)に達する可能性があるとしている。現在の価格である2.17ドル(約340円)からは500%超の上昇となる。
この強気な予測は、機関投資家の関心の高まり、規制の明確化、さらにXRPのスポットETF(上場投資信託)が承認されるとの期待が背景にある。
国際的には、XRPは迅速かつ低コスト、かつ規制に対応した国際送金手段として評価されており、2024年には国連資本開発基金(UNCDF)がその実用性を認めた。
米国では、XRPのリテール販売が証券に該当しないとする判決が下され、米証券取引委員会(SEC)との係争に一つの決着がついた。リップル(Ripple)のブラッド・ガーリングハウスCEOは2025年3月に法的問題の終結を発表している。
短期的には3ドル(約470円)付近に抵抗線があるものの、夏までにこれを突破すれば5ドル(約780円)に向かう可能性がある。Geminiの強気な15ドル予測を達成するためには、米国での規制改革と市場全体の強いモメンタムが必要となるだろう。
Pi Network(PI):Geminiは年末までに40倍上昇を予測
Pi Networkは、スマートフォンのみで仮想通貨を採掘できる「タップ・トゥ・アーン」方式を採用しており、専用機器や専門知識を不要とする新しい採掘モデルを確立した。
現在の価格は0.55ドル(約86円)であるが、Geminiはこの民主化されたマイニングアプローチが、年末までに22ドル(約3,460円)への急騰を引き起こす可能性があると予測している。
従来のマイニングとは異なり、Piではユーザーが1日1回アプリを開いてタップするだけで採掘が行えるため、仮想通貨初心者にも支持されている。
2025年2月のローンチ以降、PIトークンは急速に注目を集め、5月初旬にはわずか4日間で0.58ドル(約91円)から1.57ドル(約247円)へと171%の上昇を記録した。
現在、PIのRSI(相対力指数)は43で下落傾向にあり、30を下回れば買い時と見なされる可能性がある。
市場の勢いが戻れば、PIは夏に3ドル(約470円)を突破する可能性がある。使いやすいインターフェースと拡張性のあるレイヤー1インフラにより、大衆市場での採用が進めば、5.50ドル(約870円)までの上昇も視野に入る。これにより、Geminiの保守的な予測も現実的なものとなっている。
Bitcoin Cash(BCH):技術的ブレイクアウトで3,785ドル復帰か
Bitcoin Cashは、2017年にビットコインから分岐して誕生した通貨であり、送金機能とスケーラビリティを重視する点が特徴だ。
Gemini AIは、BCHが2026年初頭に700ドル(約110,000円)を超え、強気相場では2017年12月の最高値3,785.82ドル(約596,000円)に迫る可能性もあると予測している。
ビットコインが価値保存手段としての地位を固める一方、BCHはブロックサイズの拡大によって日常決済手段としての実用性を追求してきた。ただしその分、マイニングの分散性は低下し、ハードウェア依存が進んでいる。
2025年4月以降、BCHは約95.5%上昇し、251.54ドル(約39,600円)から491.83ドル(約77,500円)へと大きく値を上げている。現在は「フォーリングウェッジ(下降ウェッジ)」と呼ばれるパターンを形成中で、上放れの兆候が注目されている。
市場心理が維持されれば、BCHは600ドル(約94,700円)の抵抗線をテストし、突破すれば秋までに700ドルに到達する可能性がある。
かつての最高値にはまだ遠いが、XRPと並び国際送金向けトークンとして再評価されることで、年末までに再度2倍以上の上昇が見込まれる。
なお、急落時には420ドル(約66,300円)付近に強いサポートがあり、600ドル超えと経済環境の改善が今後の焦点となる。
新たな取引ボット、プレセールで100万ドル超を調達:今が初期購入の好機
主要銘柄以外への分散投資を検討しているトレーダーにとって、プレセール中の仮想通貨トークンは注目すべき存在である。上場直後に急騰するケースも少なくない。
現在注目されているのが、Snorter(SNORT)というプロジェクトだ。イーサリアムとソラナ上で稼働しており、これまでに120万ドル(約1億9,000万円)超を調達している。プレセールは数週間にわたり継続される予定だ。
Snorterが注目を集めている理由は、その革新的な機能にある。同プロジェクトは、自動スナイピングボットのローンチを予定しており、ユーザーが新規トークンを他者よりも早く取得できるよう支援する。
さらに、成功した投資家の取引をコピーする「コピー取引」や、MEV対策付きのアトミックスワップ、指値注文、詐欺防止機能など、多くの高度な機能を備えている。
こうした包括的な機能により、Snorterは現在の仮想通貨業界で最も完成度の高い取引ボットの一つとして評価されている。
参加を希望する場合は、Snorterの公式サイトにアクセスし、Best Walletなど互換性のあるウォレットを接続すればよい。
現在の販売価格は0.0965ドル(約15円)だが、プレセール終了までに段階的に値上がりする予定である。購入を検討するなら、早めの行動が求められるだろう。
