
ミームコイン市場で大口トレーダー(クジラ)として知られるジェームズ・ウィン氏がこのたび、保有していたペペコイン(PEPE)の全ポジションを決済し、2519万ドル(約36億円)の利益を確定した。
同氏のPEPE関連取引による累計利益は5000万ドル(約71億円)に達し、少額資金から巨額収益を上げた代表的な成功事例として注目を集めている。
少額資金から巨額利益を実現
ウィン氏は2023年、7000ドル(約100万円)の初期投資でPEPEに参入し、その後トークン価格の上昇に伴い、資産を2500万ドル規模にまで増やした。
2025年の今回の取引では、追加で2519万ドルの利益を確保。同氏は最大で26のウォレットアドレスを駆使し、分散型で戦略的な取引手法を実行していた。
また、彼のTwitterアカウントは2023年4月に開設されており、1日最大24回のPEPE関連投稿を行うなど、SNS上での影響力を用いてミームコインの相場に影響を及ぼしていたとされる。
ビットコインへの高リスク移行
PEPEの利益確定後、ウィン氏は資金を全額ビットコイン(BTC)にシフト。現在は1万1588BTC(約12億5000万円相当)のロングポジションを40倍のレバレッジで構築している。
このポジションの清算価格は10万5180ドルに設定されており、現在のビットコイン価格(約10万8000ドル前後)を考慮すると、極めて高リスクな水準に位置している。
なお、ウィン氏は5月23日にイーサリアム(ETH)およびスイ(SUI)のポジションを損切りし、530万ドルの損失を出していたことも明らかになっている。
高レバレッジ取引は利益の可能性と同時に大きな清算リスクを伴い、「諸刃の剣」としての側面が強調されている。
AI技術搭載の次世代ミームコイン
こうした中、ウィン氏の成功をきっかけに、ミームコイン市場では技術革新型プロジェクトが台頭している。特に注目を集めているのが、人工知能(AI)とミーム文化を融合させた次世代トークン「MIND of Pepe(MIND)」である。
MIND of Pepeは、従来のミームコインとは異なり、自律型のAIエージェントを搭載し、市場データとセンチメントをリアルタイムで解析・判断する能力を備えている。
このAIはセマンティックベクターマッチング技術を駆使し、即時の取引機会を識別。現在は先行トークン販売を実施しており、既に1000万ドル超の資金を集めることに成功している。
先行販売価格は0.0037515ドルに設定されており、2025年6月の取引所上場時には大幅な価格上昇が専門家によって予測されている。
特筆すべきは、MIND of Pepeが市場センチメントに応じて自動的に新たなトークンをローンチする機能を持ち、時間の経過とともに取引アルゴリズムを適応進化させる持続的なメモリ機能を搭載している点である。
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