
Solaxy(SOLX)は、5月12日時点での累計調達額3,460万ドル(約54億3,000万円)から、わずか数日で1,000万ドル(約15億7,000万円)近くを追加し、総額3,550万ドル(約55億7,000万円)を突破した。
この勢いは、Solana(SOL)の価格が180ドル(約28,300円)を上回り、200ドル(約31,400円)を視野に入れているタイミングと重なる。Solaxyは、Solana初のレイヤー2(基盤の上に構築された拡張ネットワーク)として、次の成長フェーズを支えるインフラとして注目を集めている。
今回の盛り上がりは、市場の期待感だけによるものではない。米大手資産運用会社VanEck(ヴァンエック)が、Solana上でトークン化米国債ファンド「VBILL」をローンチしたことも追い風となっている。従来型金融機関からの信頼を得た格好で、Solanaが単なる高速チェーンから、金融インフラとしての地位を築きつつあることを示している。
Solanaの将来性は、スケーラビリティ(拡張性)の課題解決にかかっている。Solaxyはその鍵を握る存在だ。ベースレイヤー(基本ネットワーク)で処理しきれない負荷を担うエンジンとして設計されている。
現在、SOLXの価格は0.001724ドル(約0.27円)だが、24時間以内に価格が引き上げられる予定となっている。
SolanaとEthereum、VanEckのトークン化ファンドで機関導入が本格化
グローバル資産運用会社VanEckは、Securitize(セキュリタイズ)と提携し、トークン化米国債ファンド「VBILL」を正式に立ち上げた。これは、Solana、Ethereum、BNB Chain、Avalancheといった複数のブロックチェーン上でリアルタイムで取引可能な、チェーン上で完結する米国債運用商品である。
VBILLは、Securitizeの包括的なトークン化・管理インフラによって運用され、ブローカー業務まで網羅している完全規制準拠の商品である。これにより、オンチェーン資産運用における資本効率と流動性が大きく向上する。
注目すべきは、SolanaがEthereumと並び、VBILLの初期対応チェーンとして採用された点だ。これは、機関投資家のブロックチェーン活用の本格化を象徴する動きとなっている。
さらにVanEckは、21SharesやBitwise、Canary Capitalと連携し、現物型ETF(上場投資信託)の申請を米連邦官報に提出済みである。Bloomberg Intelligenceは、その承認確率を90%と予測しており、新たな資金流入の可能性が目前に迫っている。
Solanaが2024年1月19日に記録した過去最高値の295.40ドル(約46,300円)を再び試す展開も現実味を帯びてきた。
その一方で、注目すべきはレイヤー1(Solana本体)だけではない。Solaxyが急成長を遂げており、その数字が現実を物語っている。
Solaxy、ローンチ前にネットワーク性能を大幅改善
Solaxyのプレセールは急拡大中で、新規投資が加速している。Solaxyの目的は明確だ。Solanaの成長を阻んできた混雑、安定性、スケーラビリティの課題を解決することで、スマートコントラクト領域におけるEthereumの優位性に対抗することである。
ローンチ後は、Solanaの取引処理能力が大幅に向上し、ゲームやミームコイン、DeFi(分散型金融)といった高トラフィック領域でも速度を損なうことなく対応できるとされる。
🚀 Solaxy Development Update! 🚀
Behind the scenes, the Solaxy team has been making powerful strides to drive the project forward:
◉ Node Performance
◎ Updated key dependencies to speed up node syncing significantly.
◎ Quicker restarts and smoother database schema changes.… pic.twitter.com/vVKht1raPy— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) May 9, 2025
すでにSolaxyのチームは、ノード再起動時間の短縮、テスト環境の安定化、ロールアップ処理の最適化、UI(ユーザーインターフェース)のバグ修正などを実施済みであり、プラットフォームの実用化に向けた準備が着々と進められている。
次のステップとして、Solaxyのネイティブブリッジがテストネットで稼働予定だ。これにより、実際のスケーリング性能を体感できる段階に入る。
テストネットとブロックエクスプローラーはすでにSolaxyの公式ウェブサイトからアクセス可能である。
DeFiでの優位性確立に向け、Solanaが必要とする「第2のエンジン」Solaxy
Solanaは、DEX(分散型取引所)取引高において、直近1週間で38.8億ドル(約6,100億円)、過去30日間では861.3億ドル(約13兆5,000億円)を記録し、Ethereumの534億ドル(約8兆3,800億円)を上回った。
しかし、DeFiでの覇権争いでは、速度だけでは不十分である。Ethereumは依然としてネットワークの安定性において優位に立っている。
Solanaはまだ発展途上であり、2021年に発生した20時間のネットワーク停止は、金融インフラとしては許されない事象だった。
VisaやMastercardのような従来型決済ネットワークは、毎秒数千件の取引を安定して処理している。Solanaが同水準の信頼性を目指すなら、レイヤー2であるSolaxyのような「第2のエンジン」が必要となる。
Solaxyは、オーバーフロー処理やネットワークのピーク時対応など、共同プロセッサー的な役割を果たすことで、Solanaの高速処理を支えている。
Solanaの取引量が増えるほど、Solaxyのインフラ需要も高まり、SOLXトークンの価値も上昇する構造だ。特に、DEX取引、イールドファーミング、ミームコインの発行といった高トラフィック領域での需要は大きい。
Solaxyがその役割を果たせば、以下の展開が期待される。
- SolanaがDeFiのシェアを拡大
- Solaxyがその取引量を支える
- SOLXがネットワークの中核資産となる
Solaxyプレセールに参加するには
SOLXは単なるトークンではなく、Solanaの持続的成長を支える仕組みそのものである。
プレセール参加を希望する場合は、Solaxyの公式ウェブサイトにアクセスし、対応ウォレットを接続する必要がある。
取得したSOLXは即座にステーキング可能で、年利113%(プール参加状況に応じて変動)のリターンが得られる。
自己管理型ウォレットとしては、「Best Wallet」の使用が推奨されており、SOLXの事前割当状況の確認やSolana・Ethereum両チェーンでのマルチチェーンサポートを備えている。
詳細情報は、SolaxyのTelegramおよびX公式コミュニティを通じて随時発信されている。
