
金融パロディをテーマにしたミームコイン「SPX6900(SPX)」が一躍有名になったことは、多くの暗号資産投資家の間で記憶に新しい。
今、その軌跡をなぞるように登場した新たなコインが「TOKEN6900(T6900)」である。
この銘柄は現在プレセール(仮想通貨の先行販売)を開始しており、実用性は皆無と明言する一方、ミームを軸にした「無秩序な混沌」を前面に打ち出している。
それにもかかわらず、投資家の関心は高く、次なる1000倍銘柄への期待が高まっている。
SPX6900が6,700万%の爆騰──TOKEN6900も同じ軌道を狙う
SPX6900がローンチされたのは2023年8月。当初はまったく注目されず、価格は0.000002634ドル(約0.00039円)というごくわずかな水準だった。
他の多くのミームコインと同様に、分散型取引所(DEX)上で埋もれる存在であった。
しかし2025年1月には、その価格が1.77ドル(約265円)に到達。ローンチ時に購入していた場合、その上昇率は実に6,700万%にも及ぶ。
特筆すべきは、SPX6900が一度も「実用性(ユーティリティ)」を提供せずに、時価総額10億ドル(約1,500億円)超を維持している点である。
TOKEN6900も、この成功モデルを踏襲している。プロジェクトは「ロードマップなし」「実用性なし」「明確な目的なし」と、極めて率直な方針を掲げる。
開発チームはこのトークンを「NCT(Non-Corrupt Token=非改ざん型トークン)」と定義し、供給量は完全に固定されている。新規発行は行われず、インフレ要因も存在しない、いわば“純粋なミームコイン”だ。
仮想通貨メディア99Bitcoinsのジェイコブ・ベリー氏も注目しており、SPX6900のような急騰を再現できるかを見極めようとしている。
TOKEN6900プレセール──固定供給、簡単購入、ミーム重視のステーキング
T6900のプレセールはすでに開始されており、総供給量9億3,000万トークンのうち、実に80%が先行購入者向けに割り当てられている。
価格は段階的に上昇する設定で、現在は1トークンあたり0.0064ドル(約0.96円)。最終販売価格は0.007125ドル(約1.07円)に設定されている。
調達額が500万ドル(約7億5,000万円)に達するか、販売分が完売した時点でプレセールは終了する。
購入手続きは簡単で、Best Walletなどの仮想通貨ウォレットを接続し、ETH、BNB、USDT、USDC、またはクレジットカードで支払いを行うだけ。プレセール終了後にトークンが配布される仕組みだ。
また、プレセールの盛り上げ策として「Brain Rot Vault(脳腐れボールト)」と呼ばれるステーキング機能も導入されている。
これは一般的なパッシブインカム(消極的収入)というより、ミームの雰囲気を維持するためのものとされている。
年利換算で430%とされる報酬が提示されており、すでに1,000万枚以上のT6900トークンがステーキングに利用されている。この数字からも、投資家の高い関心がうかがえる。
TOKEN6900は上場後に1000倍達成なるか?
ミーム重視の姿勢とは裏腹に、TOKEN6900はセキュリティ面では真剣に取り組んでいる。
スマートコントラクトはCoinsultおよびSolidProofの監査を受けており、両社からは「脆弱性なし」との評価が得られている。
また、X(旧Twitter)やInstagram上ではすでにコミュニティが形成されており、ICOBenchでも高評価を獲得している。
ミームコインはもはや一部の投機層に限定される存在ではなく、近年ではメインストリームの一角を占めるようになってきた。
FARTCOIN、TUT、AI16Zといったミーム銘柄も相次いで急騰しており、「実用性」がなくとも価格上昇の可能性は十分にあると証明されている。
TOKEN6900は、完全に固定されたトークン供給、開発チームによる6,900トークンの5年間ロック、そしてインフレゼロの方針により、この潮流の恩恵を受ける位置にある。
T6900がSPX6900の再来となるかはまだ未知数だが、成功の要素は着実に揃いつつある。
今後の動向に注目すべき銘柄であることは間違いない。
TOKEN6900プレセールの詳細は公式サイトにて確認可能。
