
デリバティブ市場の大手であるCMEグループ(シーエムイー・グループ)は、XRPに連動した現金決済型先物商品の提供を発表した。
必要な規制当局の承認を経て、2025年5月19日に取引が開始される予定だ。なお、CMEは先月にSolana(ソラナ)先物のローンチも成功させている。
ドナルド・トランプ氏が米国大統領に就任して以来、仮想通貨に連動したデリバティブ商品の提供が増加傾向にある。
以下では、こうした仮想通貨関連商品の拡大トレンドと、今注目すべき仮想通貨について詳しく解説する。
仮想通貨デリバティブ商品の拡大
CMEは2025年第1四半期において、仮想通貨デリバティブ取引で大きな成長を見せた。
同社によると、1日平均19万8,000件の仮想通貨契約が取引され、その名目取引額は約113億ドル(約1兆7,300億円)に達したという。
この取引量の大部分は、マイクロEther(イーサ)およびマイクロBitcoin(ビットコイン)先物が占めている。
CMEはこうした需要を背景に、新たにXRP先物の提供に踏み切る。
XRPは過去2か月間にわたり安定的な値動きを見せている。2025年4月初週には1.73ドル(約26円)でサポートラインを試す場面もあったが、下抜けはせず、その後は堅調に推移し、33%上昇して現在は2.168ドル(約330円)で取引されている。
ビットコインへの信頼感が高まる
ビットコインも、先週から力強い値動きを見せている。7週間ぶりに95,000ドル(約1,450万円)を突破し、その後もその水準を維持している。現在は約94,000ドル(約1,435万円)で推移しており、高値更新をうかがう展開だ。
ビットコインは現在、50%フィボナッチ水準からの理想的な反発を見せており、テクニカル的にも強いサポートゾーンとなっている。
さらに、10日・20日・50日の移動平均線を上回っており、上昇トレンドを示している。
また、米証券取引委員会(SEC)には、ビットコインETF(上場投資信託)承認後に、Solana、Litecoin、XRPなど他の仮想通貨に関連するETFの申請が相次いでいる。
トランプ政権は「米国ビットコイン準備金」の創設を発表し、これが各国間のビットコイン備蓄競争を引き起こした。
このようなマクロ・ミクロの好材料により、仮想通貨市場全体にとって追い風が吹いている。
今後は規制緩和も進み、暗号資産がより一層主流化する可能性が高い。
今こそ仮想通貨投資を始める絶好のタイミングと言えるだろう。ここでは、今注目のアルトコインを3つ紹介する。
1. BTC Bull Token(BTCBULL)──2025年に最も注目すべき仮想通貨
BTC Bull Token(BTCBULL)は、次のビットコイン(および仮想通貨)強気相場で最も収益性が高い可能性を持つ仮想通貨だ。
このプロジェクトの最大の特徴は、BTCの価格が節目を超えるたびに、トークン保有者に無料で本物のBTCをエアドロップ(無償配布)する点にある。
たとえば、150,000ドル(約2,300万円)、200,000ドル(約3,060万円)、250,000ドル(約3,830万円)といった価格到達時に実施される。
BTCの上昇を信じるなら、BTCBULLトークンを保有し、Best Wallet(ベスト・ウォレット)に保管してエアドロップの対象になるのが得策だ。
ホワイトペーパーによると、BTCBULLはビットコインの価格に連動したデフレトークン設計を採用しており、BTCが25,000ドル(約380万円)上昇するごとに、供給量の一部が焼却(バーン)される。
つまり、価格上昇と供給減少が同時に進むことで、トークンの需要と価格が高まる仕組みだ。
現在、プレセール価格はわずか0.00248ドル(約0.38円)で、すでに500万ドル(約7億6,000万円)以上を調達している。
2. Solaxy(SOLX)──Solanaブロックチェーンに革命を起こす注目アルトコイン
Solaxy(SOLX)は、Solana(ソラナ)ブロックチェーンの今後を担う新たな仮想通貨として注目されている。
このプロジェクトは、Solana初のLayer 2(レイヤー2)スケーリングソリューションの構築を目指している。
今年初めに登場したTRUMPやMELANIAといったトークンにより、Solanaのネットワークは一時的に過負荷となり、取引の遅延やスケーラビリティ(拡張性)の課題が浮き彫りになった。
Solaxy is hitting a Supernova! 🔥
32M Raised!! 📈📈 pic.twitter.com/0oWzeK5vTm
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) April 27, 2025
Solaxyはマルチチェーン対応トークンであり、Solanaの高速・低コストの特性と、Ethereum(イーサリアム)の流動性の高さを組み合わせた設計となっている。
ネットワークの負荷軽減を目的に、Solanaのメインネットから一部の取引をサイドチェーンに移す構想を掲げている。
さらに、取引処理を一括で行うバッチ処理方式を採用することで、Solanaのコスト効率を高める狙いがある。
すでに3,200万ドル(約48億円)以上の資金を調達しており、今もっとも注目される仮想通貨プレセール案件のひとつだ。
現在、1トークンあたり0.001706ドル(約0.26円)で購入できる。
3. OFFICIAL TRUMP(TRUMP)──今最も勢いのある仮想通貨のひとつ
OFFICIAL TRUMP(TRUMP)は、先週の大きな発表を受けて、再び注目を集めている仮想通貨だ。
発表内容は、TRUMPトークン保有上位220名が、ドナルド・トランプ氏本人とのディナーパーティーに招待されるというものだった。
このニュースを受けて、TRUMPは過去7日間で80%以上上昇している。
現在14.77ドル(約2,260円)で推移しており、次のレジスタンスゾーンである23〜24ドル(約3,520〜3,670円)を突破すれば、160%超の上昇が見込まれる。
時価総額は約30億ドル(約4,600億円)に達しており、PolitiFi(政治系トークン)としては最有力。ミームコイン市場でもDOGE、SHIB、PEPEに次ぐ第4位の規模を誇っている。
仮想通貨投資はチャンスとリスクが隣り合わせ
仮想通貨市場は、規制の追い風や新商品のおかげで拡大を続けており、投資家にとって好材料がそろっている。
ただし、この市場は非常にボラティリティ(価格変動性)が高いため、トレンドが急変するリスクもある。
そのため、無理のない範囲での投資を心がけ、自分自身で十分な調査を行うことが重要だ。本記事は投資助言ではない点に留意してほしい。
