
ビットコイン(BTC)の価格が本日3.8%上昇し、109,600ドル(約1,710万円)に達した。
この盛り上がりの中、ビットコインをテーマにした新しいミームコイン「BTC Bull Token」が、700万ドル(約1億950万円)をプレセールで調達し、取引所上場に向けた準備を進めている。
ビットコインの上昇、S&P500を上回るパフォーマンスにより機関投資家の関心が集中
ビットコインの価格上昇は、機関投資家による需要拡大が後押ししている。
これらの投資家は、ETF(上場投資信託)を通じて直接、またビットコイン関連株を通じて間接的にBTCを取得している。
ETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、ブラックロックのビットコインETF「IBIT」が史上最速で運用資産残高700億ドル(約10兆9,500億円)に到達したと指摘した。341日で達成したこの記録は、これまで最速とされていたGLDの1,691日を大きく上回る。
$IBIT just blew through $70b and is now the fastest ETF to ever hit that mark in only 341 days, which is 5x faster than the old record held by GLD of 1,691 days. Nice chart from @JackiWang17 pic.twitter.com/5VeGT9twpQ
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) June 9, 2025
同氏は、ブラックロックが2023年6月にETF申請を行った時点でビットコイン価格は3万ドルだったことを挙げ、「現在は11万ドルに達し、S&P500の7倍以上のリターンを記録している。これにより、大手機関投資家にとっても正当な投資対象と見なされるようになった」と述べた。
一方、ビットコインを軸とするテクノロジー企業であるStrategyおよびMetaPlanet(メタプラネット)も今週、保有量を増加させた。MetaPlanetの株価は1週間で11.86%上昇。同社は54億ドル(約8,460億円)を新株発行で調達し、2027年までに21万BTCを取得する計画を発表している。
さらにMetaPlanetは、先週1,088BTCを1億1,750万ドル(約176億円)で購入し、総保有量は8,888BTCとなった。
Strategyも6月2日から8日にかけて1,045BTCを1億1,000万ドル(約165億円)で取得し、保有量は合計582,000BTCに達している。
最高値更新目前、ビットコインは14万ドルへ向かうか
現在のビットコイン価格は109,600ドルで、過去最高値まで残りわずか2,100ドル(約33万円)に迫っている。
一部のアナリストは、これを突破した後のさらなる上昇を予測している。
著名な暗号資産投資家Jelle氏は、「現在ビットコインは主要なヘッド・アンド・ショルダーズの形成が完了しつつあり、上放れの兆候がある」と分析。
同氏は、ビットコインが最高値を更新した場合、その価格は14万~15万ドル(約2,180万~2,340万円)に達すると見ている。
また、アナリストのCrypto Michael氏は、「ビットコインは8年間にわたり上昇トレンドラインの抵抗を受けていたが、今まさにこれを突破しようとしている」と述べ、「この突破が実現すれば、前例のない規模のFOMO(取り残されることへの恐怖)相場が始まり、まさにデジタルゴールドラッシュが展開される」と語った。
明確な価格予測こそ示さなかったが、Jelle氏の提示した14万〜15万ドルのシナリオは、こうした強気な見通しを踏まえると現実味を帯びている。
現在、世界中の大手金融機関がBTCを積極的に買い増しており、歴史的な価格発見フェーズに入ろうとしている。
ただし、経験豊富な投資家の間では、強気相場において最大のリターンをもたらすのはビットコインではなく、より小規模で成長余地のあるアルトコインであるという見方も根強い。
実際、流動性が増したBTCから利益を確保した投資家は、その資金をアルトコインに振り向ける傾向にある。
BTC Bull Token──ビットコイン報酬が受け取れる新しいミームコイン
こうした文脈の中で、BTC Bull Tokenが注目を集めている。同トークンはビットコインをテーマとするミームコインであり、現在プレセールを実施中。すでに700万ドルを調達している。
専門家の間では、取引所上場後に価格が100倍に達する可能性もあると見られている。
BTC Bull Tokenの最大の特徴は、保有者に対して実際のビットコインをエアドロップ(無償配布)する報酬構造にある。ビットコイン価格が特定のマイルストーンを突破するたびに報酬が発生する仕組みだ。
初回のエアドロップは15万ドルに到達した際に行われ、20万ドルおよび25万ドルに達した際にも順次実施される。これにより、BTC Bull Tokenの注目度はビットコインの価格上昇とともに高まる構造となっている。
また、$BTCBULLのステーキング(預け入れ)も可能で、現時点では年利58%のリターンが提供されている。
このような仕組みにより、BTC Bull Tokenはミームコイン特有のバイラル性と、実利を兼ね備えたプロジェクトとして評価されている。
暗号資産メディア「99Bitcoins」のウマル・カーン氏は、「上場後に$BTCBULLが100倍に達する可能性がある」との見解を示している。
BTC Bull Tokenは、保有者にビットコイン報酬を提供する初の仮想通貨として、今後さらなる採用拡大が期待される。
なお、プレセールは残り20日で終了する予定のため、割引価格での購入を希望する投資家は早期の参加が求められる。
公式プレセールページ:BTC Bull Token をチェック
