パイネットワーク(PI)の価格は依然として注目を集めている。メインネット移行を経て新たな局面を迎える中、長期的に5ドル到達の可能性が取り沙汰されている。さらに、一部の大口投資家による巨額購入が、市場に新たな関心を呼び起こしている。
パイネットワーク 価格動向:メインネット移行と下落圧力
パイネットワークは2025年初頭にメインネットをローンチしたが、その直後に実施されたトークンアンロックイベントにより価格は10%以上下落した。新たに解放されたトークンが市場に流入したことで、売却圧力が強まり短期的な下落局面となった。
現在のPI価格は0.38ドル(約57円)付近で推移している。依然としてBinance(バイナンス)やCoinbase(コインベース)といった大手取引所への上場がなく、市場流動性が限定されている点が課題となっている。

ハッカソンによるエコシステム拡大戦略
パイネットワークはエコシステム拡大を目的とし、初のハッカソンを開始した。総額16万PI(約6万8000ドル、約1000万円相当)の報酬が用意され、開発者に分配される。
Pi Network has launched Pi Hackathon 2025, the first community-wide hackathon since the launch of Open Network! Developers are invited to build Mainnet apps that empower real-world utility using Pi and help shape the ecosystem—and compete for a chance to win up to 160,000 Pi in… pic.twitter.com/BWcM56nYMR
— Pi Network (@PiCoreTeam) August 15, 2025
優勝チームには7万5000PI、2位と3位にはそれぞれ4万5000PIと1万5000PIが贈られ、さらに優秀な5チームには5000PIが付与される。開発者は決済、ゲーム、トークン化、金融アプリなど幅広い分野で実用性を示す分散型アプリケーションを開発できる。
この取り組みはパイネットワークの実用性を市場に示すだけでなく、主要取引所への上場申請に必要なユースケース構築にもつながるとみられている。
鯨の動きと市場シグナル
一部の鯨(大口投資家)が3億5000万PIを購入したとの報告があり、市場に強気な見方を与えている。この買い集めは価格下落局面で行われており、長期的な価値を見据えた投資行動と受け止められている。

加えて、ステラ(Stellar)とのつながりが注目を集めている。ステラはトークン化標準の推進団体であるERC-3643協会に参加しており、パイネットワークが実世界資産のトークン化市場に関与する可能性が意識されている。
市場参加者の間では「主要取引所への上場」「ユースケース拡大」「鯨の蓄積」という三つの要素がパイネットワーク価格を押し上げる可能性があるとの見方が広がっている。
まとめ
パイネットワークは依然として大きな課題を抱えているものの、5ドル到達の可能性は投資家の間で根強く語られている。メインネット移行やハッカソンを通じたエコシステム構築、そして鯨による買い集めは、長期的な市場ポジション強化の材料となる。
短期的には取引所上場の有無が価格を大きく左右する一方で、長期的には上場とユースケース拡大が揃えば「暗号資産トップ10入り」も視野に入るだろう。
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