
2025年の仮想通貨市場は、恐怖と楽観が毎週のように入れ替わる激動の状況が続いている。しかし、多くのトークンが安定感を欠く中、アナリストたちが注目する3つのプロジェクトが存在する。
次の強気相場に向けて今買うべき仮想通貨を探しているなら、Solaxy(SOLX)、Ethereum(ETH)、Goldfinch(GFI)が専門家の間で話題となっている。なぜこれらが選ばれているのか、詳しく見ていこう。
1. Solaxy(SOLX)
現在のSolaxy(SOLX)は、かつてのArbitrumの初期段階を見ているかのようだ──ただし、今度はSolana(ソラナ)上で展開されている。SolaxyはSolanaエコシステム初のレイヤー2(L2)ソリューションであり、トレーダーに影響を及ぼすネットワークの停止や混雑といった課題に正面から取り組んでいる。
アナリストが注目する理由は、Solaxyが開発マイルストーンを次々と達成している点にある。今週、チームはテストネット用のブロックエクスプローラー(取引履歴検索ツール)を公開し、Solanaメインネットへの実装前にユーザーが取引を確認できるようにした。また、データスループット(処理速度)は140 KB/sに引き上げられている。
It’s perfectly okay to think about $SOLX at night…
We won’t tell 😉🔥https://t.co/mdaTX9aVVx pic.twitter.com/AZcIvfpiS6
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) April 22, 2025
数値がその実力を物語っている。プレセール(事前販売)では3,100万ドル(約48億円)以上を調達し、現在のトークン価格は0.001702ドル(約0.26円)。すでに多くの投資家がSolaxyに資金を投入している。さらに、一部の投資家はSOLXトークンをステーキングし、年利130%のリターンを確保しながらプロジェクトの成長を待っている。
仮想通貨ではタイミングが重要だ。Solaxyのプレセール終了が近づいているため、この低価格は長くは続かないだろう。99Bitcoinsのアナリスト、ジェイコブ・ベリー氏は、ローンチ後に「10倍」になる可能性があると見ている。
プレセールの盛り上がりとプロジェクトの進捗状況を踏まえ、Solaxyは長期保有に適したおすすめ仮想通貨の一つと言えるだろう。
2. Ethereum(ETH)
大きな反発を狙うなら、Ethereum(ETH)も有力な選択肢だ。ここ最近、ETHは前年同期比で48%下落しているが、賢明な投資家は撤退せず、むしろ静かに買い増しを続けている。
ETHの価格推移だけでなく、そのエコシステム全体を見れば、Ethereumが依然としてDeFi(分散型金融)やWeb3の基盤であることが分かる。ネットワーク上では1日あたり数百万件の取引が処理され、毎週2,300人のアクティブな開発者が活動している。他のブロックチェーンでは見られない規模だ。
アナリストが期待しているのは、来月予定されている「Pectraアップグレード」である。このアップグレードによりアカウント抽象化(アカウントの柔軟性を高める機能)が導入され、ガス代(取引手数料)をETHではなくUSDC(米ドル連動型ステーブルコイン)で支払えるようになる。この利便性の向上は、Ethereumの普及をさらに後押しすると見られている。
さらに、大口投資家(ホエール)がETHの売り局面で13万ETH(約2億1,320万ドル、約3,290億円相当)を買い集めたことも報告されている。現在のETH価格は1,640ドル(約25万円)と割安感があるため、今が投資の好機と言えるかもしれない。
3. Goldfinch(GFI)
Goldfinch(GFI)も、今注目すべき仮想通貨の一つだ。GFIトークンは昨日、31%上昇し0.85ドル(約130円)に達した。多くの投資家にとっては馴染みの薄いプロジェクトだが、今週最大の値上がり銘柄となっている。
Goldfinchが注目される理由は、その価格推移だけではない。チームが取り組んでいる内容に特徴がある。多くのDeFiプロトコルでは過剰な担保を要求するが、Goldfinchは企業が多額の資産を拘束されることなく融資を受けられる仕組みを提供している。
さらに、最近導入された「Goldfinch Prime」は、非米国の投資家がKKRやアポロといった大手ファンドのプライベートクレジットポートフォリオにアクセスできる機能だ。利回りは9~12%を想定しており、機関投資家の関心を集めている。
これまでに20万人以上の借り手に融資しているにもかかわらず、GFIの価格は2022年の過去最高値から97%下落している。そのため、高いリスク許容度を持つ投資家にとっては、リバウンドの余地を残す魅力的なプロジェクトと言えるだろう。
