
アルトコインシーズンが間近に迫る中、Ethereumが20%上昇し、投資家に追い風をもたらしている。しかし、一部のトレーダーは、より高い上昇余地が見込まれる中小プロジェクトに資金を移し始めている。
今が仮想通貨への参入に最適なタイミングかもしれない。以下では、今注目のおすすめ仮想通貨プロジェクトを4つ紹介する。
1. Solaxy(SOLX)
Solana(ソラナ)は過去12か月で大きな成長を遂げたが、その成功がネットワークの課題を露呈させている。memeコインプラットフォーム「pump.fun」などの影響によりネットワークの混雑やトランザクションの失敗が増加し、処理能力に限界が見え始めている。
こうした問題を解決するために登場したのが、Solana専用のレイヤー2(補助的なネットワーク)として設計されたSolaxy(SOLX)だ。本プロジェクトは、Ethereumにおけるレイヤー2のように、処理負荷を軽減しつつ、迅速かつ低コストなトランザクションを維持することを目的としている。
その注目度の高さから、プレセールではこれまでに3,400万ドル(約53億円)以上を調達。現在のプレセール価格は1トークンあたり0.001718ドル(約0.27円)で、Solanaエコシステムの成長に伴い、Solaxyのようなインフラ系プロジェクトの重要性が高まると予想されている。
2. Space and Time(SXT)
Space and Time(SXT)は、Web3やAIの将来的な拡張に必要不可欠なインフラを構築している。Microsoft(マイクロソフト)による支援を受け、メインネットをローンチしたばかりの同プロジェクトは、ブロックチェーンとゼロ知識暗号(外部に情報を漏らさずに証明を行う技術)を組み合わせることで、改ざん不能なデータアクセスを実現している。
特に注目すべきは「Proof of SQL」という技術で、開発者がブロックチェーン上でクエリ結果を検証可能なかたちで提供できる点だ。これは、スマートコントラクトをより高度かつ信頼性の高いものにする重要な一歩と言える。
現在、SXTはBinance(バイナンス)で取引されており、Chainlink(チェーンリンク)やzkSync(ジーケーシンク)といった主要エコシステムにも統合されている。直近24時間の取引量は3億5,000万ドル(約550億円)を超え、市場からの高い関心を示している。
3. BTC Bull Token(BTCBULL)
ビットコインに対して長期的に強気な見通しを持つ投資家にとって、BTC Bull Token(BTCBULL)はそのポジションを強化する新たな手段となり得る。マイニングやレバレッジ取引を必要とせず、BTCBULLを保有するだけで、ビットコイン価格が一定水準に達するたびに報酬を得られる仕組みが採用されている。
最初のマイルストーンは15万ドル(約2,340万円)で、以降も段階的に報酬が発生する設計だ。ビットコイン自体を購入する必要がなく、市場タイミングを気にせず保有するだけでリターンが見込める。
さらに、トークン価格が一定水準に達するとバーン(焼却)機能が作動し、供給量が減少する仕組みもある。NASS CRYPTOなどの著名支援者を持ち、プレセールでは540万ドル(約8億4000万円)を調達済みのBTCBULLは、このアルトコインシーズンにおける有望な選択肢のひとつだ。
4. Sign(SIGN)
Sign(SIGN)は、暗号資産業界が抱える大きな課題である「信頼性」に焦点を当てている。多くの新興プロジェクトがバズを狙う中、SignはWeb3をより実用的にするツール──検証可能なクレデンシャル(資格情報)、オンチェーンサイン(署名)、安全なトークン配布など──を開発している。
同プロジェクトのプロトコルは、政府向けのデジタルIDシステムから、仮想通貨ローンチにおけるエアドロップ配布基盤まで幅広い用途に対応。これまでに、TokenTableを通じて200億ドル(約3兆1,000億円)以上のトークンが配布された実績がある。
アラブ首長国連邦(UAE)やタイなどの国家レベルのシステムにも採用されており、2023年の収益は1,500万ドル(約23億円)に達した。すでにSIGNトークンは取引所で上場済みで、短期的な投機ではなく、長期保有を前提とした資産として注目されている。
5. MIND of Pepe(MIND)
多くのカエル系memeコインは似たような展開を見せるが、MIND of Pepe(MIND)は一線を画している。同プロジェクトは、meme文化とAIエージェントを融合させた独自の構想を掲げており、技術的な実用性とバイラルな魅力を兼ね備えている点が評価されている。
これまでに890万ドル(約13億8000万円)以上のプレセール調達に成功しており、AIエージェントは2025年5月11日にローンチ予定。現在のプレセール価格は1トークンあたり0.0037515ドル(約0.57円)で、3週間後に終了予定となっている。
また、MIND保有者は年利換算で最大255%のステーキング報酬が見込める仕組みも整備されている。AIと仮想通貨の融合が注目される中、MIND of Pepeは関連分野でのエクスポージャーを求める投資家にとって、有力な選択肢のひとつと言える。
